自分のなかの自分に出会わせてくれるマエストロに、出会いました | 写真家yukko*のVIVIDにゅ~す!

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おとといもききのうも、神戸にお出かけしてました。


そしてまた明日も。


なんでかっていうと、ある人に会いにいくのです。




その人の名はミケランジェロ・クルティさん。


イタリアの著名なボイス・トレーナーで


「声のマエストロ」と呼ばれている人です。




多くのオペラ歌手やその他第一線で活躍する有名な歌手が


彼に師事しているのだそう。



でもね、


わたしが彼のレッスンを受けようと思ったのは


歌がうまくなりたい、という理由だけではなかったの。



ボイストレーナーというと、


歌を歌う人のためのもの、って思うでしょ?


でも、このマエストロは


なにかそれ以上のものを予感させたんですよね。


ほぼ直感だったと思います。


案内の文を読んで1秒しないうちに、


わたしはレッスンを受けるって決めていたんです。




で、おとといは全体レクチャーを受けてきて、


きのうはいよいよの個人レッスンでした。


ハグで迎えてくれた


マエストロの座るキーボードの前に立ち、


ちょうど向き合うかたちになります。



「きょうはどうしてこのレッスンを受けようと思ったの?」


とマエストロ。



ええと、わたしは、自分でライブをするとき、


お客さんが心が動いて涙してくれることがあるんです。


そのことがなぜなのかをもっと知りたいし、


わたしにもっとできることがあるならやってみたいの。



というとマエストロ、


「それは僕にとって難しい問題ではないよ。」とにやり。




まず声を出してみて、とマエストロ。


よく音楽の授業で「アーアーアーアーアー」


ってやるやつあるでしょ。基本の声だすやつ。


それでちょっと声を出していると、



マエストロが


「きみの中のエモーション(情感)とつながるんだ」という。



はて、どうやってやるのかな?



マエストロについて歌うから、


マエストロの歌っているのを聴いて、


それがどんな感情かを予想して声を出すのかな?



で、なんとなくそんな感じで歌っていると


どうもそれではないみたい。



そこで聞いてみると


そうではなくて、


「悲しい」とか「楽しい」とかよりももっとそれ以前の


「きみの中にあるエモーション」につながれ、というのですよ。



声を自分の外のものとして使うのではなく、


自分が声そのものと一体化するんだ、という。




マエストロにそのあたりをもうすこし教えて、というと



自分のなかのすべてのいろんな


楽しい、悲しい、つらいという感情エネルギー


みたいなものって、失恋したとか


なにか出来事があるとそれに引っ張られて出てくるもの。



いまそういう出来事がないから現在表には出てきていないけど、


その感情エネルギーみたいなものは


わたしのなかにちゃんとあるから


そこにつながるのだ、という。



よし、ではやってみよう。



あーあーあーあーあー。



マエストロ


「ではこんどはもっと明るく、光のように」


あーあーあーあーあー。



「きみの中の「小さなゆっこ」に手伝ってもらうんだ」



あーあーあーあーあー。



マエストロ、


「きみはすごく強いマインドを持っている。


その反面、ハートのパワーもとっても大きいから、


それがせめぎあって前にすすめないで


ストッパーがかかっている状態になる場合がある。



それはきみがこれまでの社会で


生きているなかで作ってきたパターンなんだ。



社会ではそのバランスを使って生きることも

必要なことだから、それはいいんだけど、


こと声、声に関してはちがう、


声はきみ自身のものだ。きみ自身そのものなんだ



だから、いまここではそのパターンは忘れて。」



そうだわ、確かにそういうことあるかもしれない。


ワガママ大王で家で通ってきたわたしだしなあ。


母に怒られて押さえてきて


きっと止めている部分はある。



マエストロ、わたしの声を聴いてわかったのか…。

よし、じゃあ、遠慮なく出させていただきましょう!



あーあーあーあーあー。



あーあーあーあーあー。



何度もマエストロについて


繰り返しあーあーあーとやっていたら、



なんだかね、


突然に自分がまっしろくなって


自分がいまどこにいるかわからない感覚になって



「あれ?わたしいまどう歌った?」って


ときがあって。



あとから思うと、これは


カメラを構えて被写体と一体になってるときの感覚に似てる。



そしたらマエストロ、満面の笑みで


うなずいている。


「わたしは、いま『声』でした?


いま、わたしの声はわたしだった?」



って聞いたら、



「I think so!」


と。



わーーー。



なんかきつねにつままれたみたい。



マエストロ


「大丈夫、いま、きみはちゃんとできた。


だからちゃんと覚えているよ。


じゃあもすこしやってみよう。」



あーあーあーあーあー。



ふーむ、すごい新しい感覚。


こういう感じなんだ・・・



と、このあたりで所定の一時間が終わり、


レッスンは終了したのでした。



うわー楽しかった!


あーあーあーあーあーしか歌ってないのに(笑



何十回も受けている人とかオペラ歌手の人以外は


みんなあーあーあーばかりらしい。



でも、もんのすごい深い「あーあーあーあーあー」だわ・・・



とまあ、わたしのレッスンはそんな感じだったんですが、


ちょうどそのあと、


運営事務局のスタッフのかたが


レッスンを受けられているところに


居合わせたのです。


(ふだんはスタッフのかた1名と通訳のかた


そしてマエストロ以外には人は入っていません)



数回「あーあーあーあーあー」と


彼女が声を出したのを聴いたマエストロ。



きゅうに


「クッションはないか」と言い出した。



なんに使うんだろ?と思ってみていると、


マエストロ、きゅうにそこに拳を振り上げ、


悲鳴とも罵声ともつかないものすごい叫び声とともに


クッションに拳を振りおろす・・・。



そしたら・・・



レッスンを受けられていた


そのスタッフのかたがきゅうに泣き出し、


「やめて!」「わたしそういうのは嫌い!」と。


驚いて呆然としているわたしたちに、


マエストロ、「悪いがみんな部屋を出て


わたしと彼女を二人きりにしてくれ」と。



そそくさと部屋を出るわたしたち。



しばらくして部屋に戻ったときには、


笑顔で半泣きのスタッフのかたとマエストロ。



ああ、いまここでなにかが解放されたんだなあ・・・


というのは明らかでした。



声を聴いただけで、


心に封じ込めていることがわかっちゃうんだ、


マエストロは・・・。



そのスタッフのかた、あとから話を聴くと


「声聴いただけでわかっちゃうんだねー、びっくりしたよ」と


照れくさげに言っておられました。



こういうパターン、ほんとに


よくあるそうで、


マエストロはその人の声を聴いただけで


その人のことがなんでもわかってしまう。



主宰の山崎由利子さんも



「わたしが最初にレッスンを受けたときにね。


マエストロが、『おまえは喉に何をつめているんだ。


たばこを吸うのか?』って言われたのよね。

どきっとしたわ(笑)。」



って言ってました。



聞けば、小さい頃に、声楽のレッスンを


受けていた由利子さんは


小学校の音楽の時間にからかわれて以来、


歌えなくなってしまったんだそうな。


つまり、喉につまっていたのは感情だった。

マエストロは聞いただけで


それがわかっちゃったのよねえ、と


由利子さんは苦笑いしていました。


わたし、はじめてのマエストロのレッスン、号泣だったのよ、と。



今回も、ゆりこさんはマエストロとのレッスンで


4歳の頃なにがあった?と


聞かれたのだそう。



逃げ出したくなるけれど、


でもそこには大きなプレゼントがあるのよね、


と由利子さんは言っていました。



そんなマエストロの神戸でのレッスン、


土曜日までの日程ですが


まだ数枠空きがあるみたいです。


(残念ながら東京は大好評のうちに先週終了したそうです)

わたしは、都合と経済的な条件が許すなら


ぜひ受けておくといいレッスンだと思います。


個人的には、レッスン料は高くない!と思います。


きっとあれは、彼からしか受けられないレッスンだから。



レッスンでは涙する人続出みたいです。


でも必ず、最後には涙にまみれた笑顔で


マエストロとハグしている。


そんなレッスンです。



神戸でのレッスンを主催している


山崎ご夫妻もとっても温かいかたがたです。


きっとすばらしい体験ができますよ。




神戸でのレッスンの空き状況は


ホームページを見てね。


きょう、明日、あさってまでです。




マエストロ・ミケランジェロ・クルティ来日レッスン


http://miguelangelcurti.jimdo.com/


(ページを開くと、マエストロの歌が流れますのでご注意ください)



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