
武満 徹, 大竹 伸朗
武満徹:SONGS
≪小さな空≫
青空見たら 綿のような雲が
悲しみをのせて 飛んでいった
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を 憶いだした
夕空みたら 教会の窓の
ステンドグラスが 真っ赤に燃えてた
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を 憶いだした
夜空を見たら 小さな星が
涙のように 光っていた
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を 憶いだした
詩:武満徹
≪翼≫
風よ 雲よ 陽光よ 夢をはこぶ翼
遥かなる空に描く 「希望」という字を
ひとは夢み 旅して
いつか空を飛ぶ
風よ 雲よ 陽光よ 夢をはこぶ翼
遥かなる空に描く 「自由」という字を 詩:武満徹
今年で 没10年の 武満徹をうたう
現代モノといわれる 堅苦しさが 「うた」にはない いや ないように聴こえる?
ピカソがゲルニカを描きながらも スケッチの素晴らしさもあるように
天才は こういうラフなものも さらりと 書いてしまうのだろう
彼の作品の幅は広く 映画音楽では「狂った果実」「乱」などがある