能meets北浜「海士」スタッフレポート | 能meets

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観世流能楽師 林本大による
わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく「濃密」な講座。
「能が皆さまに会いに行く」をモットーに大阪・東京・高知・栃木、他(福岡、長崎、札幌)で開催。
全国展開中!
スタッフ運営。

1月19日(月)19時

能meets北浜 「海士」一曲解説

開催しました。

 

今年初の北浜です!

 

もう19日でしたが、最初ということで新年のご挨拶から始まりました。
 
この海士は、まだ能meetsという名前で講座が始まったばかりの2019年末に「かむなび」という、今は閉店された谷町五丁目にある日本酒のお店で一度解説したのですが、その時は先生は座敷で座ったままで、かなり今とは違う形でした。
仕舞でも何度も見ている「海士」なので改めての解説をとても楽しみにしていました。

 

 

まずは作者にまつわるお話を含め、今回のお話の下地になる珠取説話から。
前半がまずあって、世阿弥が後半を付け足したといわれているこの「海士」
母子の愛情のお話とよく言われますが、藤原氏も絡んでくるようで…
今日は前置きからホワイトボードがいっぱいになり、子方の登場から始まる本編の解説が始まったのが25分を過ぎてからでした。
 

 

母を「ハワ」と発音するお話や

床几に座る座らないでどういう違いがあるかという、能のルール

お囃子のルールや、小道具の話、先生の経験談なども含めつつ進みます。

先生の余談もありますが、やはり能を知ることで得られる知識が多いのだと改めて感じますし、

先生の着眼点が面白く、それも楽しく聞くことで能の見方を自分なりに考えられます。

 

また特殊演出で変わる持ち道具のお話。

そこにも伏線を置きつつ…

 

また途中の鎌を持っている場合の「鎌を落とす」という所作についても色々と先生の見解がありました。

演技のパターンや見え方など本当に面白いです。

シテ方によっても違うのだろうと思うので、どう見えるかも楽しみな部分です。

 

海に入ってからの水の中の場面は想像力が掻き立てられます。

視線一つが大変大事になってくるのですね。

先ほどの鎌持つ演出とそうでない演出が、効果をみせる場面の実演は講座でも面白かったです。

そして、玉の段あとの謡のお話。

先生の経験談のお話もあって、まさに見どころ、聞きどころだと感じました。

 

 

扇が手紙となる場面もその演出や、使い方に色々とあるお話を聞くにあたって、様々な考え方があるのだと思いました。

そして最後の女が海に沈む場面…皆様から声があがるほど、大変興味深いお話でした。

前半が終わったここで、なんともう残り5分弱…。

これまでにないくらい前場が盛り上がってしまいました。

 

作者も前半を金春

権守が書き、後半は世阿弥?と言われている「海士」

実際、前半の方が面白く後半は付け足しだといわれているという話も冒頭にされました。

でも、世阿弥が書いたといわれる後半が??…最初に聞いた時から気になっていた部分です。

 

龍女成仏という言葉が出てくる法華経のお話。

先生も深く調べると、当初とは考えが違っていたと…

確かに以前の講座とは違うお話でした、講座も日々進化深化していくのだと思います。

 

 

最後の舞
道具の使い方や、意味、そして成仏、からの後日談。
 
世阿弥が付け足した「舞」そして藤原氏への恩義からの、母の成仏、志度寺が霊地となったことで終わる曲、浮かばれたであろう海士。そう考えると後半の意味がまた変わって見えてくる…そんな講座の締めくくりでした。
 
伏線や余談が多かったですが、その分最後の感じ方が大きかったと思います。
解説を聞いた今、海士が観たい!毎回ですが今回も強く思いました。
この海士は、能meetsでもお世話になっている今村哲朗先生が2月21日(土)13時から松華会(湊川神社神能殿)でシテを勤められます。大の会でもチケット承っております。(noh_dai05@yahoo.co.jp)
 
初回からかなり時間がオーバーしてしまいましたが、皆様ご参加ありがとうございました。
 
またこの「海士」の一曲解説は3月16日の能meets新橋でも開催いたします。
ぜひともお越しください!大変面白いです!

 

皆様、本年も能meets北浜よろしくお願いいたします。

 

 

次回 能meets北浜

2月19日(木)19時

「呉服」一曲解説

(くれは)と、読みます。

是非ともよろしくお願いいたします!

 

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そしてもうこちらは間もなく!!
去年から宣伝をさせていただいておりました、今年度の大きな催しがいよいよです!!

扇町ミュージアムキューブ CUBE01

2026年1月24日(土)15時

能meets能カカリ「安達原」

 

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S席は残りわずかとなっております!

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