前回の記事より、意識が海に向いていたのか、以下のような記事が目に留まりました。
「Killer whale」という英名をもつシャチですが、北海道のアイヌの人々からはレプンカムイと呼ばれ、“海の守護神”として崇められてきました。
北海道の知床に行けばシャチを見に行くツアーなどもあり、見に行ってみたいなぁと漠然と考えていたぐらいで、シャチがこのような危機的状況にあるとは思いもよりませんでした。
英国、スコットランドとアイルランド沖にはあと8頭のシャチしか残っておらず、しかも、とても小さくてもはや繁殖能力がないそうです。
大きな原因として問題とされているのが「PCB(ポリ塩化ビフェニル)」。
主に、電気機器の材料として使用されていた化学物質です。
有害物質であるため、50年ほど前に製造は中止されましたが、在庫品やそれを使用した製品のずさんな処分や廃棄などにより、環境が汚染され続けているという事態に。
環境ホルモン(内分泌かく乱物質)であるPCBは、哺乳類の恒常性(ホメオスタシス)を維持するために臓器から分泌されるホルモンと同じような作用を及ぼし、恒常性をかく乱してしまいます。
しかも、わずかな量で。
引き起こされる症状として報告されているのは、ホルモン異常を始め、皮膚や内臓の障害、発がん性など。
体内に取り込まれたPCBは、脂肪に蓄積されていくので、 海の生態系の頂点に位置するシャチは生物濃縮により高濃度のPCBを体内に溜め込んでしまうことになります...。
われらをめぐる海に起こっている過酷な現実の一つです。
北海道羅臼沖に、白いシャチが現れたようです。
先住民の人々に守られてきたという、カナダの森に棲む「スピリット・ベア」と呼ばれる白い熊と同じく、アイヌの人々も海の精靈として白いシャチを守ってきたのでしょうか。
