ふわふわと煙るような姿が名前の由来、スモークツリー。
その繊細な枝を大きなガラスベースに活けたのは、ちょうど1週間ほど前のことでした。
水はあまり上がらなかったようで、日に日に色が深まり、紫から黒みがかったトーンへ。
少しずつ乾いてゆく様子を、毎日そっと眺めています。
花が咲く瞬間も美しいけれど、
こうして色褪せて、音もなく変化していく姿には、また別の魅力があります。
ふわふわの質感はそのままに、光の加減で透けたり沈んだり。
午後のやわらかい光の中では、まるで影のように、空気の一部になっているようにも見えます。
そばに敷いているのは、トルコのオーバーダイビンテージラグ。
一度シェービングされたパイルの上から染めを重ねてつくられた、こちらも時間を感じる一枚。スモークツリーと同じように、古いものが今の空間に溶け込んでいます。
変わっていくものの中に、美しさを見つけられるような暮らしが、やっぱり好きです。




