窓辺の光の中で、今年も胡蝶蘭がそっと咲いてくれました。
この胡蝶蘭をいただいたのは、4年前のこと。贈り物として手元に届いたときは、まさに満開の華やかさ。「え?胡蝶蘭?冬越しするかな…」と、実は少し不安もありました。でも、その心配をよそに、彼女(と勝手に呼んでいます)は毎年季節が巡るたびに、つぼみをつけて咲いてくれるのです。
年を重ねるごとに、咲く花の数は少しずつ減ってはいます。それでも一輪、また一輪と蕾が膨らみ、静かに咲く姿には、年々深まる愛おしさがあります。
かつて、直射日光に当ててしまって葉が焼けたこともありました。それ以来、今は明るいけれど直射日光の当たらない土間の一角に居場所を決めています。環境を整えてあげれば、こんなふうに何年も咲いてくれるんだと、植物の強さとやさしさに教えられています。
白く透き通るような花びらに、うっすらと広がるやわらかなピンク。胡蝶蘭の佇まいには、言葉では表せない気高さと静かなエネルギーがあります。
「今年も咲いてくれて、ありがとう」
そんな感謝の気持ちを込めて、これからもそっと見守っていきたいと思います。



