春の庭は、花の咲くその瞬間をじっと待つ、小さな蕾たちであふれています。
斑入りのコデマリがふんわりとピンク色の蕾をつけていました。まるで砂糖菓子のような小さなつぶつぶが、淡い緑の葉の間から顔をのぞかせていて、とてもかわいらしい。風に揺れる姿に気持ちがふわっと明るくなります。
足元には、鈴蘭の若芽がすっと立ち上がっていました。土から顔を出したばかりのその姿は、とてもみずみずしくて、命の力強さを感じさせてくれます。まだまだ小さいけれど、しっかりと蕾を持っていて、あの優しい香りを思い出してしまいました。
タイムの蕾も静かに色づいていました。
ミツバチが好きな可愛らしいピンク色の花。
そしてふと隣のお庭に目をやると、白いモッコウバラがふわっと揺れていました。こちらはもうすぐ開花しそう。柔らかい白い花びらが春の光に包まれて、きっと美しい姿を見せてくれるでしょう。
小さな蕾たちに気づくと、日々の中にある小さな変化がとても愛おしく思えてきます。咲く前の静けさ、ふくらんでいく期待。そんな時間もまた、春の楽しみのひとつですね。
毎日なにかの発見がある春の庭。毎日の見回りが楽しみです。







