たとえば、好きな相手が
イブラヒモビッチ
のことを
イヴラヒモヴィッチ
と書いていたとします。
このとき、わざわざ
イブラヒモビッチですよ![]()
と訂正するのは、あまり好ましくありません。
訂正してあげるだけが思いやりではありません。
相手の言葉遣いに合わせてあげるのも、一段上の思いやりだと思います。
相手が
イヴラヒモヴィッチ
と言っているのです。
そうであるのなら
イヴラヒモヴィッチ
と言ってあげればよいのです。
わざわざ
イブラヒモビッチ
と指摘するのは野暮というものです。
相手の言葉遣いに合わせてあげるだけで
「あ!この人は私の味方なんだ」
そう思ってくれると思います。
優しくて温かみのあるコミュニケーションが取れるはずです。
このことは、文字の表記だけではありません。
たとえば苗字でも、同じことが起こります。
藤原さんという方がいるとします。
多くの人は、藤原さんの呼び方は「フジワラ」だと考えます。
だから、「フジワラさん」と呼びかけるのです。
でも、意外と本当の呼び方は「フジハラ」だったりします。
ほかにも、須藤が「スドウ」ではなく「ストウ」だったりします。
そこで、「フジワラさん」と呼ばれると、ついつい
「フジワラではありません。フジハラです」
と言ってしまうのです。
でも、これは野暮というものです。
指摘しないであげるのも、一段上の優しさなのだと信じています。
もちろん、病院や銀行の受付などで間違われたら、指摘すればよいでしょう。
でも、そうではなくて、これからも仲良くしていきたいようなコミュニティの中では、訂正するのは避けたいところです。
これから親しくなろうという相手なのです。
いきなり間違いを指摘してしまうと、人間関係をつくりづらくなってしまいます。
「フジワラさん」
と呼ばれたら、そのまま応答するのが美しいです。
相手の言葉遣いに合わせる。
簡単なようで難しいですが、信頼関係を築くためには、ぜひ持っておきたい態度だと思います。
そもそも、変な呼び方で呼ばれたら、うれしいじゃないですか。
好きな相手の場合であれば、なおさらです。
「フジワラさん」でも「フジハラさん」でもなく
「フジゲンさん」
という謎の呼び方(?)をされたのなら、なんとなくうれしいじゃないですか。
特に好きな相手であるのなら。
好きな相手からは、特別な呼び方をされたいものです。
この手の話は、苗字だけに限りません。
たとえば、好きな相手の言葉遣いを観察してみると、好んで使いたがるワードが見えてきたりします。
それは、ぜひ大切にしたいキラーワードです。
さりげなく、その相手との会話の中で、そのキラーワードを使ってあげると、効果抜群です。
一気に親近感をもってもらえることでしょう。
好きな人の言葉遣いを観察してみてください。
きっと距離を縮められるはずですよ。
