私は子どもの頃から20歳くらいまではずっと母のことがあまり好きじゃなかった。

とくに小学生の頃は母が大嫌いだった。

高校を卒業して大阪に就職し、親元を離れて暮らすようになったが、
大阪へ就職したのは、家から出たかったから。

出てよかったと思う。
離れてみたから、親がいるありがたみを少しは感じることができた。

大阪から戻ってからは母との仲も悪くなかった。

まさか、その数年後には母が胃がんで死んじゃうなんて思ってもないからねー。

母が死ぬかもしれないという現実がやってきても、まったくピンとこなかった。

49歳だった母。
初孫が生まれてくることを楽しみにしてた母。
まさか死ぬなんて、信じられなかった。
信じたくなかったのかもしれない。

嫌いだったときのことは忘れていた。

母の葬儀が終わった夜も母がこの世からいなくなったことが信じられなかった。

でも、いないということに頭が混乱しつつも
なんの親孝行もできてなかったことが悔やまれた。

こんなに早く死んでしまうなんて。

今年、三十三回忌だった。

母が亡くなってずいぶん経ってから
心屋にたどり着いて、
ようやく私の母への拗ねた気持ちを紐解けたんだよね。

あれがほんとに最大のパッカンだった(笑)

あれからは年月が経つごとに
いろんなこと気づくし、そのたびに母への感謝が深くなってゆくよ。

ありがたい。




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