庭の薔薇です。
保育園に入園した当初からお近づきになって
うちにもよく来ていただいているママ友さんとの話し。
入園した頃の我が家は
まだまだ今のように平穏ではなく
かなり神経をすり減らすような状況だった。
夫のことなども、ちらりと愚痴ったりもしたことがあった。
私は家にいることが多く、
そのママ友から、彼女が関わるいろいろな活動のイベントなどによく誘われたりしたが
夫があまりいい顔をしないからと 断ることが多かった。
なぜなら、とにかく、ちょっと外出することも
いちいち夫に言わなくてはならないし
途中で連絡いれないと不機嫌だし
買い物とか、一人で行動する時間が2時間越えるとぶちギレするしで。
彼女自身は、バリバリと仕事をこなすキャリアウーマンで、夫も子どももいる。
休日は自分のライフワークである
いろいろな社会貢献的な活動にどっぷりはまっている。
夫の協力なくては、そのようにはできないだろうと、ちらっと話しをきいただけで
そう思うが、
彼女の思いの中では、
「それはお互い様だから」
という感じのようだ。
家事は夫もかなり協力してやっているようだし
あとはお互いにやりたいことをやりましょう、それでお互い文句なし
といった具合か。
そういった考え方なので、私のような生活はとうてい信じられないようだったし、
本人も「私にはそんな生活は無理」とはっきり言っていた。
もちろん、私だって
そんな生活をしなくていいなら したくはないよ。
あなたはあなた、私は私、
お互いに協力してやらなければならないことは協力して、
あとはそれぞれ好きなことやったらいいじゃん、
で、だから
特別 相手に感謝しなくても
お互い様じゃん
って彼女がなんとなく思ってる節があるのを
私は感じるわけ。
私とて、シングルマザーの頃は
拘束されることなく、変な遠慮をしたり
気を使う相手もいないし 自由だったのだから
なおさら 束縛されている感はいっぱいあるさ。
一年前くらいから、彼女が私の家へ訪れるようになり
夫とも顔をあわせたり、たまには会話をするようにもなった。
彼女は夫にどんなイメージを持っていたのかは実際のところ 聞いたことはないが
たぶん私の話しだけを聞いてると
もろ男尊女卑、封建的という感じで思っていただろうが、
実際話してみると 外面はとてもソフトで当たりがいいし、気配りの人なので
うち面はちがうのだなあ、などと思っただろう。
二年前頃には
「私は自分で生活できるだけの稼ぎをしているから
束縛されて、自由に自分のやりたいことができないくらいなら
いつでも夫とは別れられるけど
自分が稼いでないと、いやでも夫といなきゃいけないっていうのもかわいそうね」
みたいなことを、ちらっと言われたこたがあった。
彼女に私の本心などわかるはずもないので だまって聞いていたが
それから以降も私と彼女はいろんな話をする機会はたくさんあった。
彼女は私が夫のような人と連れ添っているのが
どうも解せないようだった。
夫は、最初のころに比べれば ずいぶんと変化していた。
そうはいっても、保育園の関わりで
必要があって他のお母さんと長電話とかしてると
自分の虫の居所によっては かなり激怒した。
私の気持ちを察することより
私が夫の気持ちを上手に察して、夫のことを優先しないことに
すごく腹がたつようだった。
私はそんな愚痴を彼女にポロッと言ってしまったりしてた。
そして、3ヶ月前ごろだったろうか、夫の話になった。
彼女は私に聞いた。
「なぜ、あなたはそんなに自分を犠牲にしてまで 一緒にいれるの?」
なんか、そんな感じのことを聞かれた。
「お父さん(夫)のおかげで
私の二人の息子は、学校にいかせてもらえて、
こんな世の中でも なんとか無事に就職も決まった。
お父さんが、それをしてくれなければ
私だけでは到底、そんなことはできなかった。考え方も経済的なことも。
それだけでも どんなにかありがたいことか。
だから、夫がいろいろ難ありといっても、そんなことは、何とかやれる。
それよりも ありがたいほうが先だから」
と言うと
「それは、夫婦だからお互い様でしょ、
あなたも夫のことをやっているから、夫は子どものことをするのは当然。
なのに、そうだからと、自分のやりたいことを我慢するというのは何かおかしい
割りにあわないと思う」
ということだった。
まーね、ギブアンドテイクって言ってたけどね。
もちろん、それでいいんだけど
でもね、
うまく言えないけど
確かにうちの夫は、出会ってから三、四年ころまでは
この人、人格障害やん、って思うぐらい大変だったけど
いまは、ほんとに別人か、っていうぐらいに変化してる。
その嵐のような過程の中で
やっぱ、愛情を育んでこれたのではないでしょうかねー。
最近はいつも、声を大にして言わしてもらってるのです。
「本当に大変でした」と。
でも、私にはない、お父さんの持ってるすごいとこも
たくさん発見したし
このごろは、お父さんすごいね、って言ってる自分がいるし。
むかつくときもいっぱいあるけど。
だから、そんなこんなで
このごろは
「お父さんのおかげで、私も子どももみんないれるから」
と素直にいえるようになってるんです。
「ありがとう、お父さん」
少々自由にならなくても、感謝のほうが大きいのかな。
それだけです。
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