歯科はメタボリック・ドミノの最上流 | 118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

健康な人生を満喫している人は歯科と上手に付き合っています。歯科医師として日本初のアメリカ抗加齢医学会認定医が、歯科とアンチエイジングの意外な関係について語ります。

 皆様こんにちは。

栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。

 

 9月6日に発売となります拙著

「すべての病気は口の中から ~歯が痛くなる前に絶対読む本~」

によりご興味を持って頂くために、同書の重要なトピックを順次ご紹介していくことにしました。その第一弾です。

 
【歯科はメタボリック・ドミノの最上流】
 
 健康寿命を損なう一番の原因は、糖尿病やがんなどの生活習慣病にかかることです。
 
 生活習慣病は、その名の通り、日頃の生活習慣が病気の発症や進行に深くかかわっています。偏った食事、運動不足、過度のストレスをはじめ不健康な生活習慣を繰り返しているうちに、いつしか健康が損なわれていきます。このような過程を、最初の一枚を倒すことでやがてすべてが倒れてしまう「ドミノ倒し」になぞらえて「メタボリック・ドミノ」と呼ぶことがあります。
 
 当然ながら、このような病気はいきなり重症になるというわけではありません。原因となる生活習慣を長く続けている間に、少しずつ病魔がしのびよってきます。本人は、それに気がついていないことがほとんどですし、たとえ健康診断などで何らかの指摘されたとしても
「特に自覚症状もないし、まあ大丈夫でしょ」
と軽く考えて見過ごされることも少なくありません。
 
 ということは、病気のスタート地点に立つまでに、とても長い助走期間があるということ。スタート地点の一歩手前、いわば「未病」の状態が大きなポイントになります。まだ発病はしていないけれど、何となくおかしい、ちょっと普段と違う、というようにわずかに異常を感じる状態です。
 
 わずかな異常ではあっても、病気に限りなく近い状態であることが少なくありません。これを放置していると、徐々に病気が重症化していき、ある一線を越えると症状が一気に現れます。これが発病です。
 
発病してメタボリック・ドミノの最初の1枚が倒れてしまうと、その流れを途中でストップさせるのは難しくなります。
 

 そんなドミノの最初の1枚を握っているのが歯科といったら、驚く人もいるかもしれませんね。でも、虫歯や歯周病は、このドミノの最上流に位置しています。口の中に不調が現れたときに、全身の健康を意識することで、発病や進行を防げることもあります。
 
 その自覚さえあれば、病気は上流ほど対処しやすいものです。それなのに、これまでの医療では、病気になってからでないと対処しませんでした。病気が生じてからの治療、つまり下流に流れてからの後追いというのが普通です。
 
 その点、歯科では、より上流で対応できることになります。比較的元気な人、未病の状態の人が歯科を訪れますから、本人に意識してもらうことで、ドミノを倒さずにすむこともあるのです。
 
 ですから、歯科は「健康のゲートキーパー」としては最適の位置にいます。困ったことに、まだそれに気づいていない歯科関係者も少なくありません。
 
 元気だからこそ、その元気を維持するために通ってもらえる。使い方次第でそんな場所になれる潜在能力を歯科はもっているのです。

◆目次
序章 口の中の恐ろしい「もの言わぬ病」
第1章 全ての病気は歯から始まり、腸に至る!
第2章 認知症の原因も口の中にあった
第3章 食べていると確実に死に近づく食べもの
第4章 自分でできる歯と口のケア
第5章 いい歯科医とダメな歯科医
 
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