私は器好きなので
あれこれ見ると欲しくなってしまうほうですが
デザインに凝ったものをひとおおり試してみて
再び帰ってくるのは、「白い器」です。
シンプルで飾りがなく
職人さんの手の温もりがつたわるような器。
青白い「白」でなく
ミルクのようなやわらかな「白」がいいです。

これはフランスのバスク地方の
小さな工房で手作りされている
「カスエラ」という器です。
バスク地方には
フランス側とスペイン側がありますが
西は海に接し
内陸はどこまでも田園風景が広がる地域です。
直径28㎝の大きいほうは、
煮込み料理や大皿のとりわけ料理
直径10㎝のほうは、
パンにつけるオリーブオイルを入れたり
ピクルスやオリーブなどの
ちょっとした突き出しに使われることが多いです。
私は、
出番が特にないときは、
果物などをごろんと入れておきます。
華やかなものでも高価なものでもありませんが
どんな料理にも合うし、
そのままオーブンにポンと入れられるほど丈夫です。
守備も攻めもできて、
チームメイトともうまくやっていく
名選手みたいです。
まさにシンプル&スタンダードの定番。
バスク地方は
豊かな自然の恵みから美味しいものを分けてもらって
みんなで集まって食べたり飲んだり歌ったり踊ったり。
生活を楽しむことが大好き。
そんな人たちが長年愛用している器ですから
使い勝手が悪いはずがありませんね!



