プレゼントの紙袋が目に飛び込んで、慌てて戸棚に隠す。
なにやっているんだろう・・・。
ゆきちゃんに見られたくなくて隠すなんてどうかしている・・・。
今、渡しちゃえばいいのに。
ううん、まずは今年の様子を聞いてから。
たくさん貰っているんならあげないもん。
「杏梨~?すし松、やってた?」
「あ うん 15分位で来るって~」
リビングにいる雪哉に叫び、急いで入れたハーブティーを持って行った。
「お待たせ~ 今日は寒いね?」
雪哉の前に湯気のたっているカップを置く。
カップを置くと、対面に座る。
対面に座った杏梨は居心地の悪さを感じた。
今日はデートじゃなかったのかな・・・?
春樹おじさんとママに言われて無理して来てくれたのかな・・・。
「杏梨?」
「えっ?」
「考え事?ここに皺が寄っている」
雪哉は自分の眉間を指差した。
「え・・・あ、うん・・・あのね?デートは大丈夫なの?わたしの事は気にしなくて良いんだよ?」
「またそんな事を考えていたんだ 大丈夫、デートの約束はしていないよ」
「・・・本当に本当?」
信用していない杏梨。
「あ!分かった!彼女さん、お仕事なんだね?」
ゆきちゃんに彼女がいるのは嫌だけれど、幸せならば応援しようと思っていた。
「・・・杏梨、彼女はいないよ クリスマス前からいない」
そう聞いて嬉しくなってくる。
そっか~ 彼女さんは今いないんだ~
ピンポーン
「お寿司、来たみたい♪」
「俺が出るよ」
杏梨が立ち上がったのを制して雪哉が玄関に向かった。
続く