一カ月が経過しました。今もなお、島には動物たちが取り残されています。。

どうにもならないのでしょうか。



産経ニュースより。

http://www.sankei.com/west/news/150628/wst1506280051-n1.html


2015.6.28 17:35更新


【口永良部島噴火】

「プライバシーがない」「精神的に参る」避難から1カ月 帰島時期見通せず、募る不満

鹿児島県・口永良部(くちのえらぶ)島の新(しん)岳(だけ)の噴火で、全島民が屋久島に避難してから29日で1カ月となる。この間、新岳では再噴火も起き、警戒レベルは依然最高の5(避難)。火山活動の高まりで、残された家畜をフェリーで搬送する計画も実施のめどが立たない。町では仮設住宅の建設も始まったが、遠のく一方の帰島に、住民の多くが生活再建の展望を描けずにいる。


住宅建設に着手


 現在、屋久島に避難している口永良部島民は110人余り。およそ半数が親類や知人宅、自ら借りた民間住宅に身を寄せ、さらに22世帯34人が公的住宅に移り住んだ。

 ただ、公的住宅は戸数が足りず、いまだ約30人が不自由な避難所生活を送る。噴火当初は仮設住宅を建てるのに消極的だった町も、長期戦を覚悟して今月24日に建設に着手。7月末の完成を目指している。

 避難所で暮らす本村(ほんむら)地区の区長、林信昭さん(69)は「避難所はプライバシーがなく、ゆっくり休めない人もいる。仮設住宅には感謝している」と入居を待ちわびている。

募る不満


 新岳は5月29日の爆発的噴火に続き、今月18、19日に連続して噴火。「今後も5月と同レベルの噴火が発生する可能性がある」(気象庁)としており、火山噴火予知連絡会も「帰島は年単位」との見通しを変えていない。

 出口の見えない状況の中で、国や行政の姿勢に不満を持つ島民も少なくない。漁師の畠喜人さん(57)は「帰島しても問題ないと感じている人は多い。このまま避難が長引けば高齢者は精神的に参ってしまう」と懸念する。


別の島民男性(43)も「(民家の多い)本村地区は、過去の噴火でもあまり被害を受けていないはずだ。警戒レベルを下げ、戻れる地区だけでも戻すべきだ」と訴える。


家畜搬出もめど立たず


 全島避難以降、町は安全性を見極めながら住民代表らによる一時帰島を複数回実施。貴重品を回収し、一部のペットも連れて帰ったが「まだまだ足りない」と島民からの要望は強い。


 運送会社で働いていた古賀尚登さん(41)は「せめて着替えなどを持ってくることができれば、少しは負担も軽くなるのに」。現在、失業保険を申請しているが「避難が年単位になると仕事を探さないといけないが、今はまだ何も考えられない」と途方に暮れる。


 家畜も残されたままだ。島内には牛60頭が放牧されているほか、豚25頭、鶏31羽、馬1頭がいる。

 島の畜産家(4世帯)が気をもむのが子牛。生後半年以内に登録手続きをしないと、黒毛和牛として出荷できず、価値が大きく下がってしまうという。町はフェリーでの家畜搬出を検討しているが、実施には至っていない。



「ふるさと納税」急増


 1カ月はちょうど給料のサイクルにあたり、手元資金も足りなくなる時期になる。屋久島町は当面の対策として見舞金(世帯主に10万円、扶養家族1人につき5万円)の支給を決定。義援金約3千万円の配分も今後決める。


町にとってうれしい知らせは、支援目的の「ふるさと納税」が急増したことだ。噴火前の4、5月の2カ月間は計4件(総額25万5千円)だったが、6月は24日時点で223件(同314万7800円)に達した。


 島で民宿を経営している渡辺森保さん(69)は大阪に住む息子に引っ越してくるよう勧められたが、屋久島で避難生活を続けることを決めた。「1年でも待つ覚悟はある。民宿を続ける希望は捨てない」と話した。


 伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)の噴火で、約4年5カ月にわたる全島避難を経験した元村長、平野祐康さん(67)の話「避難後1カ月といえば寝ても覚めても故郷のことを考え、苦しい時期だった。行政は住民説明会をこまめにやり、島民には言いたいだけ意見を言ってもらうことが大事。行政はとにかく聞く耳を持つ。それが一つのケアになる。就労支援のプランも必要だ。三宅村では避難先で東京都の土地を借り、住民に農業をしてもらった。そこに新たなコミュニティーができた」



~転載以上~




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