いちじくの加工品にも栄養は残っている?

生のいちじくは手に入る期間が限定的であり、通年味わうことはできません。
そこで、いちじくの栄養を手軽に得るには、加工品がおすすめです。
ドライフルーツやジャムなど、いちじくの加工品に含まれる栄養について解説します。
♦️ドライいちじくの場合
いちじくは干すと、水分が抜けてかさが減り、栄養が凝縮されます。
一部のビタミンは分解して減少しますが、多くの栄養素については、栄養価がアップするのです。
とくに鉄分と食物繊維は特筆すべき含有量といえます。
ドライいちじくの鉄分と食物繊維の含有量は、下表のとおりです。
| 栄養素 | 可食部100gあたりの含有量 |
|---|---|
| 鉄分 | 1.7mg |
| 食物繊維 | 10.7g |
♦️鉄分
鉄分は主に血液中や筋肉に存在しており、呼吸で取り込んだ酸素を全身に運ぶ働きがあります。
さらに、体中から二酸化炭素を回収して肺まで運んだり、エネルギーの生産にかかわったりと、さまざまな役割をもつ栄養素です。
体内に吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンCとともに摂取すると吸収率が高まります。
♦️食物繊維
いちじくはもともと食物繊維が豊富ですが、乾燥させると100gあたりの含有量が大幅に増えます。
ヨーグルトとの組み合わせは、ドライいちじくのおすすめの食べ方のひとつです。
ドライいちじくがやわらかくなるとともに、ヨーグルトに甘みがつき美味しく食べられます。
ヨーグルトの乳酸菌といちじくの食物繊維が、おなかの調子を整えてくれる効果的な組み合わせになるでしょう。
♦️いちじくジャムの場合
いちじくはジャムにすると水溶性食物繊維が溶け出して、より腸の中で役立ちやすい状態になります。
また、いちじくはジャムに加工しても、栄養価の増減はあまり起こりません。
いちじくを食べる際は注意が必要な人

♦️花粉症の人
口腔でアレルギーを起こしやすい人は、特定の野菜や果物を食べると、口の中が痒くなったり、はれたりすることがあります。
いちじくのような果物では、花粉症の人、とくにシラカバ科の花粉にアレルギーをもつ人は、注意が必要です。
いちじくなどの果物へのアレルギーは、シラカバ科の花粉症患者にとくに多く見られます。
花粉症やアレルギー体質の人は、少量ずつ様子を見ながらいちじくを食べるとよいでしょう。
♦️肌が弱い人
いちじくは、古くはイボ取りや水虫の万能薬として使われてきました。これはいちじくに豊富に含まれるタンパク質分解酵素、フィシンの働きを利用したものです。
フィシンは主に茎や、皮の部分に多く含まれています。
肌の弱い人は、かぶれてしまう可能性があるので、いちじくに触れる際には注意が必要です。
♦️おなかの弱い人
いちじくには豊富な食物繊維が含まれており、整腸作用が非常に強い食べ物です。
胃腸が弱い人が食べると、おなかの調子を崩してしまうかもしれません。
いちじくをあまり食べ慣れない人は、様子を見ながら少しずつ摂取するとよいでしょう。
いちじくの摂取量の目安は?
豊富な栄養が含まれているものの、カロリーも多いため、やはり食べ過ぎには注意が必要です。
とくにドライいちじくは食べやすく、ついつい食べ過ぎてしまいがち。あらかじめ、食べる量を決めておくのがおすすめです


