🌙恋は月夜に香る
月を見ると
思い出す恋がある。
もう二度と戻らないのに
匂いみたいに
記憶だけがふっと蘇る。
そんな
記憶を綴っています。
毎夜21時台に更新中!
※ほぼノンフィクションですが
少し手を加えています
※noteで先読みできます
蒼井美月(あおいみつき)
▪️過去3000本以上のコラムを執筆
▪️現在もフリーライターが本職です。
▪️ライター業では書けない、血の通った文章を書きたくてこのシリーズを書き始めました。
【猫の匂いがした彼】
登場人物
亜希:18歳
ケイ:22歳
思わず目をつぶって・・
そのまま身体をあずけようか・・
っと思った時・・。
アグっ!
「ひゃ!!・・な・・何?」
ケイがわたしの首に軽く歯を当てながら笑ってる・・。
「吸血鬼っ(笑)」
え・・・?
「腹減ってたんだった・・パン食べて良い?」
・・・・・・
私は
思わず・・ぽかーんっとしてしまった。
あ・・えっと・・
その・・今の・・は・・?
挨拶程度だったってこと?
いや・・その先まで・・って
思ってのはわたしだけ?
気持ちがついてこない
頭が混乱して
ドキドキが止まらない私の横で
さっきまでは
誘惑するような甘い甘い空気だったのに・・
ケイはもう、
パンをもぐもぐしながらTVを見て笑ってる。
・・そっか
ケイにとっては
あの程度は・・その程度なのか
なんとなく
温度差・・というか・・格差・・というか
クラスメイトの女の子にマウントを取られたときのような・・
私の嫌いな感覚を
叩きつけられてる感じで、息が詰まった・・。
ごくり
詰まった喉を通すように、ミルクティーを一口飲む。
スッ・・
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