あなたは自分の顔を見たことがありますか?
 
 
「あります」
 
 
と答えたと思いますが、あなたが見たのは「鏡」か「写真」を見たのであって、他者の顔を見るように、自身の顔を見たことはないでしょう。
 
人は自分の顔を見ることはできません。自分の背中も見ることができません。
 
「“自分”のことが一番わからない」
 
という残酷な事実があります。
 
灯台下暗しなんて諺がありますが、目の前のことって案外見えないものです。
自分とは、皮肉にも一番身近な存在だからこそ、見えないです。
 
しかしやっかいなのは、
 
「自分のことは、自分が一番よくわかっている」
 
と、多くの人がそう思い込み、過信していることです。
 
もちろんそれはある種の事実であり、確かに細かい言動や、何をして、何を思ったとか、どこか痛いとか、そういう個人的なことは確かに他人にはわかりません。
 
しかし、人生においての一番肝心な部分とか、目標に対して滞っている箇所や問題点、解決法などが見えず、先行きが見えず不安になったり、苦しんだり、無力感に打ちのめされたりします。
 
実は勝手な「思い込み(バイアス)」や「先入観(イメージ)」に囚われていて、目の前に道があったり、大ヒントが転がったりしているにも関わらず、盲点になっていることがしばしばです。
 
盲点。簡単なものなら「見落とし」くらいで済みますが、致命的なものは「死角」と言えます。
 
これは自分で気づくことは、ほぼほぼ不可能に近いです。
 
気づくためには「他者の視点」が必要です。
 
いくら「客観的に考え〜」とか「自分を俯瞰して〜」と言っても、すべて主観であり、主観を超えることはできません。
 
他者の視点で見て、その指摘を受け入れることで、初めて盲点という闇に光が差します。
 
そのためには「対話」が必要です。心を開いて、対話をすることで、盲点が見えてくるのです。
 
僕自身も、もちろん自分で考え、努力はしますし、改善しようと試みますが、常に他者との関係を大事にしていて、その中から盲点に気付かされることで、自分をアップデートしてまいりました。