もう20年以上前の話なのです。
母が生前私に繰り返し言っていました。
「お母さんが死んだら
お金は全部あんたのものになるから」
なぜ、母が私にそんなことを言ったのか、
言っておきたかったのかよくわかっています。
それは、私って
子どもの頃からお金に対しての執着が人一倍強かったからです。
これまで出会った人の中には
「シングルマザー・手持ち600円・でも借金は数百万」
というひと
「妊娠中・夫婦揃って失業・
電車に乗るお金もなくなったそして夫の借金判明!」
という人がいたり
そこまではいかなくても「お金がないから出来ないんだ」
「〜するお金がないわ」なんていう人にはよく出会いました。
ちなみに
「手持ち数百円、かつ借金」のひとたち、
そこから人生を大きく転換させ順調にビジネスをされています!!!
私、お金の執着は人一倍強かった。
けれど、実際にお金に苦労したことがあったのかというと、
そんなことは一度もありません。
それなのに、私の口癖って「お金がない」だったのです。
母にすれば、娘のこの「お金がない」
という言葉はすごく耳障りで嫌だったでしょう。
よく「お金がないお金がないって言うな!」と言われていました。
当然ですね。
戦前戦後を知り、貧しい時代を知っていた両親。
コツコツ働いて商売を始め、
数年で裕福な生活が出来るようになったみたいです。
が、その裏では体を悪くするほど働いていたのだとか。
そういう話をするたび母は
「子どもには貧しい思いをさせたくないから」と付け加えていました。
親心です。
事実、子どもの頃から
欲しいものは何でも買ってもらえました。
食卓の上にはいつも
たくさんの料理が並んでいました。
「あなたははもう欲しいものなんてないでしょう?」
親戚から、こんなことを何度となく言われたけれど、
あれって嫌味だったのかな?
でも、心の中で私自身も
「そうかもしれない」とふと思ったことを覚えています。
何でも買い与えてもらったにも関わらず
「お金がない」と言う娘。
私が親だったとしても
「何が不満なの?色んなもの、たくさんあるでしょう!」
と思うかもしれません(笑)
本当に、なんで
「お金がない」なんて思い込んでしまったんだろう?
若い頃はよく分かりませんでした。
というより、そんな理由なんて
考えようともしませんでしたが。
だけど、思うんです。
「お金」は実際の紙や硬貨の「本物のお金」ではなく、
何かの象徴だったということを。
現実的には「本物のお金」を求めていました。
でも、心が求めていたのは
「お金を通した奥にあるもの」だったのだと思います。
そのことについて
気づいたことのいくつかは
過去にもブログに書いたことがあります。
過去記事 その思いがお金を生み出した
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