高校生のときに偶然見てしまった

大野一雄さんの舞踏の映像。

あれから20年以上経て、
ついに?とうとう?
舞踏の世界に足を踏み入れてしまった。

ほかのダンスには興味ないのに、
舞踏にはとてつもなく惹きつけられる。
これって何なんだろう?

その理由が
田中誠司さんのお稽古に参加することで
じわじわとわかりはじめた。
@seijitanaka77 

あの奇妙な動き、
奇妙だけどなぜか見てしまう動き。
あれはパフォーマンスではなく、
命の震えそのものだったから。

この震えを表現するって
実際にやってみるとめちゃくちゃ大変だ。
ありとあらゆるところに
感覚のアンテナを張り巡らし、
意識せずとも意識して
わたしの体と、空間と、他者との関わりの中で
ゆらぐ震えをこの身で現していく。

考えちゃったら動かない。
でも、まったく考えないわけでもない。

もう、まじでわけがわからん。
パニックだ。
もうこの場から逃げ出したい。
恥ずかしい。情けない…怖い、怖い、怖い…なんでここに来てしまったんだ。でも、ここに居たい。いろんな感情が渦巻いていく。
もう、やるしかない。

そんな時間を必死に真剣に過ごしていると、
動いていなかった心がぶるぶる…ぶるんぶるんと震え出す。悲しくもないのに、なんの感情なんだ?勝手に涙が溢れてくる。
幼きころの心踊る感覚が蘇ってきたり、え?こんな感覚もあるの?という自分の中の新たな発見もあったり。

「あぁ、まだまだ心が動いていなかったんだなぁ。」

ということを身をもって思い知らされた。








大人になるということは、
心を閉じていくことだと思い込んで
長い年月をかけて閉じてきてしまった。

でも、そうじゃない。
わたしはもっと心を震わせたいんだ。
大人になるって、
わたし以外のものと関わることで
より豊かな震えを味わっていくことなんじゃないか。

そんなことに気づきはじめて、
わたしの体を通して
ボディケアやあらゆることで
これまでも「震え」とともに歩んできた。

ガチンゴチンで全身不感症となっていた体は
少しずつ少しずつ…冷え冷えの氷だった体に温かさが戻ってきて、
糸が絡まるように捻れていた体はほろほろと解けて軽やかに動けるようになってきた。

そうすると、硬さの奥に眠っていた
ほんとの自分があらわになってきた。

どうしようもない自分。
弱すぎる自分。
ポンコツな自分。
情けない自分。

いろんな自分が次から次へと顔を出す。
自分のことなのに、自分を見るのが嫌になる。
逃げたくなる。なんでこんな自分で生まれてきたんだろうと嘆く。周りに八つ当たりする。周りと比べて凹む。周りに合わせようとして疲れる…もう、どこまでもどこまでも行っても絶望だ。

そんな感覚が長らく続いていたけれど、
それをすることもほとほと飽きてきた。

「よっしゃ、
この身で生き抜いていこじゃぁないかああ」

もう無理やわ…降参します。
もうこんなどうしようもないわたしでも受け入れます。

そう思ったら、
わたしという存在が愛おしく、
尊いものだと感じられるようになった。
いきなり素直にそうとは思えなかったけど、
気づきはじめてからは
ほんの一歩でも本当に自分に会いたくて、
自分という存在に絶望を感じながらも
真摯に自分と向き合うことを諦めなかった。

いまでも怖い、とても怖い。

自分というモンスターの恐ろしさに
震えてビビっておしっこちびりそうになるんだけど、
わたしがわたしを認めて受け入れてあげなきゃなんにも始まらない。

いまでも「うあぁあ〜」って感じながらも
この文章を書いている。

正直、これ誰が興味あんねん。
…って心の隅っこでは
そう思いながらいつも発信してる。

これまでの発信もわたしにとってはリハビリ日記みたいなもので、人のためというよりも自分のためにという側面も大きい。

でも、そんなところに惹かれて来てくれる人がいる。

え、まじで?
こんなわたしやのに?
ポンコツすぎて
いまでも「うわぁあぁー」ってなってるのに?
年数と回数重ねたら、それが実績にもキャリアにも自信にも繋がると思ってたけど、実際はそうでもなく自信なんて一向につく気配もない。
根暗でネガティブなところは一生変わりそうもない。
もう無理やり明るくしようとか、テンション上げようとか楽しくもないのににこにこ笑顔でいるのはやめた。

でも、いまが一番生きてるって感じがしてる。
生き心地はとても明るくってしあわせだ。
わたしはわたしが心震える瞬間を味わえることがしあわせなんだ。

震える瞬間は人それぞれ違うけど、
体がちゃんとそれは現してくれている。

それを少しでも細かなところまで感じていきたい。
自分で自分のことをわかってあげたい。

だから、舞踏もボディケアもしているのだな、と思います。


thanks!
@seijitanaka77 
@sayahana_no_wagamama 

出会ってくれた皆さま。



✳︎
 
ご覧いただきありがとうございます。
たくさんのご縁に感謝です。

今日も豊かな1日をお過ごしください。

やまもとまゆ


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やまもとまゆ(山本麻由)
「アトリエまゆる美」主宰、大阪府四條畷市在住。さとう式リンパケア公認インストラクター・ララアップマスター。 

父の鬱病や脳梗塞、自身の体調不良などをきっかけに20代半ばから体と心のことについて学びはじめる。さまざまな健康法を試すなか、さとう式リンパケアに出逢ったことで人生が180度変わりました。整形レベルの変貌を遂げただけでなく、心の不安定さもなくなり、心身ともにしあわせな日々を送っています。 

 ◆主な経歴
▽20代:グラフィック、WEBデザイナーデザイナーとして勤めていた会社で自然療法やオーガニックの知識を学ぶ。
▽30代:20代で得た知識をもとに山小屋アルバイト、農業、風俗嬢などで自然や体のことを体感で学ぶ。 
2018年〜現在はさとう式リンパケアを中心にセラピスト・講師としてのべ2,000人以上の方にお届けしています。

◆インタビュー記事、紹介記事
プレマ株式会社
らくなちゅらる通信2022年12月号掲載