原稿執筆中に、どうにも眠いので、
20分ほど仮眠をとったら、
悲しい夢を見た。
悲しい悲しい夢。
目覚める頃にはぼんやり覚えていたのに
目が覚めて数分経つと、
どんなことだったのか、もう忘れてしまう。
夢の記憶というのは、他のそれとは、
だいぶ違うよう。
揮発性メモリのようだ。
ただ、覚えているのは、
「誰かと別れる」
そんな夢だったこと。
別れは関係の終わり。
それをひとつの「死」だと書いていた作家がいた。
いや、心理学者だったか、よく思い出せない。
人生にはたくさんの別れがあり、
別れを経験する度に、悲しみや憂いとともに
何かを諦め、何かを悟る。
友だちとの別れ、恋人との別れ
師との別れ、
父親、母親との別れ、
夫婦の別れ、子どもとの別れ。
その生きている間の「別れ=死」を多く経験した人は、
人生の「死」への恐怖が薄いのだそう。
「思い残すことは何もない」
そんなことを言う人は、
「別れ」をたくさん経験した人なのだろうか。
話は戻って、
「怖い夢」や「悲しい夢」は、
仮眠のときによく見るような気がする。
あるいは寝入りばな、すぐに目が醒めたとき。
短い眠りと何か関係があるのかもしれないな。
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