阿波古事記研究会機関誌『吾波新聞』に寄稿したコラム「天岩戸の光」第3回です![]()
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数学者が「数式の美」を見出すように、数学をはじめ理系はマッタクだめだけど、論理の美しさをこよなく愛している。
論理展開に無理がある『こじつけ』は、必ずどこかに論理破綻しているため、内容が正しくないうえ、美しくない。事実をあらゆる観点から検討し、精緻に議論を積み重ねたうえで導かれた結論は、論理的にも流れるように美しく、珠玉の輝きを放つ。
しかし「豚に真珠」ということわざ通り、その珠玉の美しさを万人が理解するわけではない。「誰かがそう言っているから、これは本当だ(または間違っている)」と、何の疑問も持たずに、頭から信じ込んでいる人が多数だ。
まさに「鰯の頭も信心から」の様相を呈しているこの種の人たちに、いくら真珠を見せて、その本物の美しさを説いたところで、通じない悲哀。
自分が美しいと感じる論に賛同が得られないと、どうかしているのは世の中なのか、それとも自分なのかと悩む。正しいか間違っているかを議論し始めると不毛だけど、美しいと感じるのは好みの問題でもある。
美意識の違いなんだろうな、きっと。
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