第6話・前編
逃がさない。我が家を壊した不倫女への宣戦布告
夫・健一と、その身代わりとして多額の借金を一括請求されることになった義姉の自爆劇から数日。
健一は佐藤弁護士の事務所で大人しく自己破産の書類にサインし、私の前ではただ怯えるだけの抜け殻のようになっていた。
だが、私の復讐劇はここで終わりではない。全7話の終盤戦、いよいよ本当の地獄が始まる。
私の家庭を壊し、私たちの生活費から何百万円もの大金を毟り取って贅沢をしていた元凶――。
健一の不倫相手である派遣社員、「三浦香織」。
彼女は健一に借金があることも、その金を自分が貢がせていることもすべて知っていた。
それどころか、「奥さんにバレたら、その時はその時で離婚してもらえばいいじゃん」と健一を唆していた音声データまで残っている。
他人の家庭を泥足で踏みにじっておきながら、自分だけ無傷で逃げ切れると思ったら大間違いだ。