【介護は長男の嫁の仕事?】義母の介護を10年押し付けられた私が、最後に見た義家族の本性【第1話】

「お義母さんのこと、お願いできないかしら」

その一言が、私の人生を大きく変えることになるとは思ってもいませんでした。

当時、私は48歳。

地元の食品会社でパートとして働いていました。

夫は会社員。

子どもたちは大学進学で家を出ており、ようやく夫婦二人の時間が持てるようになった頃でした。

そんなある日。

義父が脳梗塞で倒れました。

幸い命に別状はありませんでしたが、後遺症が残り、介護が必要な状態になったのです。

病院から呼ばれた家族会議。

そこには義母、夫、義兄夫婦、義妹夫婦が集まっていました。

私はその時、まさか自分が中心人物になるとは思っていませんでした。

ところが話し合いが始まると空気が変わります。

義兄は言いました。

「うちは転勤族だから無理だな」

義兄嫁もすぐ続きます。

「子どもが受験なんです」

義妹は困った顔で。

「まだ下の子が小さいから」

誰も介護を引き受けようとしません。

その時でした。

義母が私を見たのです。

そして言いました。

「〇〇さんなら面倒見てくれるわよね?」

私は言葉を失いました。

なぜ私なのか。

なぜ最初から決まっているような言い方なのか。

夫を見ると、困ったような顔をしています。

でも否定はしない。

私は嫌な予感がしました。

しかしその時はまだ。

介護の本当の大変さを知らなかったのです。

(第2話へ続く)


■第2話予告

「仕事辞めたら?」

夫の一言で私の人生は一変。

介護と仕事の両立に苦しむ中、義兄弟たちは姿を消していく――。


■管理人より

介護は突然始まります。

そして多くの場合、「誰がやるのか」という問題が家族の本音をあぶり出します。

特に長男の嫁に負担が集中するケースは今も少なくありません。


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