【第2話】「男の子でよかった!」——娘だったらダメだったの?と涙が出た日
性別が男の子だと分かった日。
義母は本気で泣いて喜びました。
「よかったぁ〜!」
「これで安心した!」
親戚グループLINEまで作られ。
「跡取り誕生!」
「◯◯家も安泰!」
そんなメッセージが飛び交っていました。
私はその画面を見ながら。
なぜか、全然嬉しくなかった。
むしろ。
“娘だったら喜ばれなかったの?”
そんな気持ちばかりが膨らんでいったんです。
■名前まで決めようとする義父
さらに驚いたのは。
義父が、勝手に名前候補を出し始めたことでした。
「代々“正”の字を入れてるから」
「家系を継ぐ名前にしないとな」
私は思わず固まりました。
この子は。
“家のため”に産まれてくるわけじゃない。
なのに義実家は、もう完全に“跡取り”として扱っている。
それが怖かったんです。
(第3話へ続きます)