【第2話】「孫に会いたい」が言えなくなった——嫁に気を使い続けて壊れそうだった私
第1話の続きです。
孫が生まれてから。
私は、“何を言ってもダメな姑”になった気がしていました。
抱っこを申し出ても。
体調を気遣っても。
育児の話をしても。
返ってくるのは、どこか壁のある返事ばかり。
「大丈夫です」
「今はそういう感じじゃないので」
そのたびに私は、“余計なことを言った人”みたいな気持ちになっていました。
■会いに行くのも遠慮するようになった
昔は。
「孫ができたら、しょっちゅう会えるんだろうな」
そんな風に思っていました。
でも現実は違った。
会いに行くにも気を使う。
LINEするにも気を使う。
「今忙しいかな」
「迷惑かな」
そんなことばかり考えるようになっていました。
そして気づけば。
“孫に会いたい”すら言えなくなっていたんです。
■写真だけ送られてくる
たまに送られてくるのは、スマホの写真だけ。
笑顔の孫。
公園。
誕生日。
もちろん可愛い。
でも。
写真を見るたびに、逆に寂しくなるんです。
私は今、この子にとってどんな存在なんだろう。
“会わない祖母”になっていく気がして。
■嫁のSNSを見てしまった
ある日。
私は、お嫁さんのSNSを見つけてしまいました。
そこには。
ママ友との写真。
おしゃれなランチ。
家族でのお出かけ。
そして。
「義実家疲れ」
「昔の価値観押し付けられるの無理」
そんな言葉が並んでいました。
直接私のことだとは書いていません。
でも。
どうしても、自分のことを言われている気がしてしまったんです。
■息子に聞けなかった
本当は息子に聞きたかった。
「私、何か嫌われることした?」って。
でも聞けませんでした。
もし本当に嫌がられていたら。
それを認めるのが怖かったから。
だから私は、ますます遠慮するようになりました。
LINEも控える。
電話もしない。
会いたいとも言わない。
そうしていれば、嫌われないと思ったんです。
■夫の一言
そんなある日。
夫にポツリと言われました。
「お前、気にしすぎじゃないか?」
でも。
男の人には分からないと思うんです。
嫁姑って。
たった一言。
ちょっとした空気。
そういう積み重ねで、どんどん苦しくなる。
しかも厄介なのは。
「悪人」がいないことなんです。
お嫁さんも、きっと悪気はない。
私だって嫌味を言いたいわけじゃない。
ただ。
価値観と距離感が、噛み合わない。
それだけなのに。
こんなにも人間関係って苦しくなるんですね。
■息子の誕生日
ある日、息子の誕生日でした。
昔は毎年、張り切って料理を作っていた日。
でも今は。
「LINEしていいかな」
そんなことすら悩むようになっていました。
結局。
短いメッセージだけ送りました。
「お誕生日おめでとう。体に気をつけてね」
すると返ってきたのは。
「ありがとう」
たったそれだけ。
でも、その短い文章を見た瞬間。
なぜか涙が止まらなくなりました。
(最終話へ続きます)
■管理人より
嫁姑問題は、「どちらかが完全に悪い」というより、“距離感の難しさ”で苦しくなるケースが本当に多いです。
特にアラカン世代の方は、「迷惑をかけたくない」と我慢し続けてしまう。
その結果、どんどん孤独になってしまうんですよね。
■体験談募集
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