鬼ちゃんの菅田将暉


映画での淡々とした演技を見ても
熱愛報道へのコメントを聞いても
自分の感覚を真ん中に置いて
世界をありのままに見ている感じがします


トーク番組に出ていた時に
「本当にイケメンだな」と言われても
「そうですか」

「映画に出倒して、上手いし、楽しんで演技しているように見える」と言われても
「そうですか」

と答えていた。


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人の数だけ世界はあると思う


それぞれの人が見ているものはみんな違う



イケメンだ、と言われた時
謙虚にするべき
天狗になるな
イケメンは叩かれる
という思う込みがあると
「そんな事ないですよ。」「いえいえ違いますよ」と否定する



へりくだってるみたいに見えるけど
相手の勘違いを否定しているのかもしれない


そう思って見ると
菅田将暉の答えは非常にニュートラルに思える



そうですか、という答えは
あなたはそう思っているのですね?
と、相手の考えをただ聞いているから



仮面ライダー繋がりで
佐藤健は小学生の頃「さる」と呼ばれていたそうだ


すばしっこくて人懐っこい「さる」
女子も親しみを込めてさると呼び
自分でも、さるだと思っていた


ある年、先生が
「みんな、佐藤のことをさると呼んでいるそうだな。人のことをそんな風に呼ぶものじゃない」と言った。


初めて「ダメなのか?」と思った。
それ以降、女子が「佐藤くん」と呼ぶのがよそよそしく思えて寂しかった



世界は人の数だけある



誰かが言うことは
ただその人がそう思っている
その人が見ている世界だというだけ



先生に
「お母さんがしっかり見てあげてください」
と言われた。



その時、私が責められたと思うのなら

母親はキチンとするべき
躾けられない親はダメ
そして、子供がだらしがないのは親のせい
私は責められる、私は悪い
と思っているから



先生はただ
しっかり見て下さい、と言っただけ
お母さんがダメとも
躾けられないダメ親だとも言っていない


もし、そう思っていたとしても
先生がそう思っているだけ


先生ですら
さるを愛すべきものと思わず
軽蔑していると勘違いしていることもある



言葉をそのまま受け取るのは難しい


他人の言葉が
自分の中にある劣等感を刺激すると
相手からの攻撃だ、と自動的に変換されて
人間は怒る



劣等感を刺激されると
正しさを証明しようと一生懸命になる



自動的に変換する装置は
聞く側にある


自動的に変換する装置は
勘違いで作動する


聞く側にあるのに、正しさを証明するためには
相手が間違っていると認めさせなければならない


認めるまで頑張らなければならない



愛らしいさるを
軽蔑だと勘違いしていた先生は
生徒たちの間違いを正した


きっと

佐藤くんが寂しい思いをしている事には
永遠に気づけない



子供たちに
さるは軽蔑すべきものだというイメージを新しく植えつけた事にも永遠に気づけない


佐藤くんが「自分は軽蔑されていたのか?」とセルフイメージを変えてしまったかもしれないことにも
永遠に気づけない



先生には悪気はなかった
先生は正しい事をした
と本人は思っている


けれども、正しい事をしている人は
正しいと信じることが
どれだけ他人を傷つけているのかには
永遠に気づけない



正しい(と思いこんでいる)人に
自分は間違っていると信じ込まされた人は

私は間違っていると
信じ込まされただけなのに


今度は、自分の正しさを証明する人になる
他人に間違いを認めさせる人になる




そして
たとえ相手が間違いを認めて謝ったとしても
一時的に満足するだけで
決して相手を許しはしない



誰のことも決して許すことができない
気を許すことができない
誰のことも信じることができない



なぜなら
自分で自分を許すことができないから



ダメな母親
ダメな私
ダメな自分を
決して自分は許しはしないから


この状態は本当に苦しい





他人の言葉に傷ついた時は


自動的に変換装置が作動しているのかも


作動したなら、
自分が何か勘違いをしているのかも
思い込まされてるだけかも

あるいは相手が勘違いしているのかも



と、考えてみると
そこから抜けられる



勘違いを癒さない限り
自分を許すことはできないから


相手の勘違いは「そうですか」と言って放っておけばいい





頭ごなしに
さるはダメと言われたとしても
自分は、さるってカワイイ!と思っていても良いのだし


こういうこともあるし下矢印




もう先生に盲目的に従わなければならない
小学生ではないから


正しさは
自分も他人も幸せにしない


自分か他人か
どちらかが間違っていなくてはならないから



もう
永遠に間違った人を探し続けるのは
終わりにしよう



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