春に気温が上がってくると、冬の寒さで縮こまった身体も緩んできます。
この時に、気は外に発散しようとしますがこれがうまくいかない時には、身体は深い呼吸をしようとして風邪をひきます。
ですから、季節の変わり目の風邪は特に、薬などで症状だけを止めるのではなく、経過させる事が大切なのです。
心配事や不安があって丹田(お臍の下あたり)にしっかりと力が入らず、地に足がついていない状態で春を迎えると、「気」はどんどん上に上って行きます。
これが春におこるイライラや、やる気が出ずに力が入らないフワフワの原因です。
そんな時には意識的に「気」を下に下ろしてしまうのが効果的です。
深呼吸を意識するだけではなくて、気功の要領で動作もつけて、しっかりと気が下に下がって丹田に収まり、そのまま足の先まで巡って行くのを感じて見届けましょう。
〈画像はYoutube新日本スポーツ連盟東海ブロックセミナーより〉
1 両手を脇におろして立ちます。
股関節、膝の関節はゆるめます。
2 手のひらを上に向けて、息を吸いながら腕を上げて行きます。
3 頭の上まで上げたら、今度は手のひらを下に向けて息を吐きながら腕を降ろして行きます。
この時、腕や手の力で下ろすのではなく、肩や肘の力を抜いて腕の重みで下におりて行くようにします。
それと同時に身体の中を気がおりて行くのをしっかりと感じて下さい。
うまく行くと手の先までふんわりと温かくなってきます。
気の動きが感じとれなくても、じんわりと温かさや空気の塊が下の方に移動して行くのを想像してみて下さい。
何度か繰り返すと上手に感じが掴めるようになってきます。
気を下ろすためには肩の力を抜いて、腕を下ろして行くのが最大のポイントです。
骨盤が柔軟で、肩甲骨と胸が開いていないと呼吸も邪魔されてイライラもフワフワも収まりません。
おおらかな気持ちの時には、肩甲骨も胸も開いていますよね?
春は本来、伸びやかに気(持ち)が発散して行く季節です。
あらかじめ呼吸と動作で身体的に理想の状態を再現してしまえば、気持も心の状態も後から必ず整ってきます。
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