※2013年の記事に加筆訂正致しました


怒りの感情は2次的なもので

その奥には、悲しみや寂しさ、期待や恐怖や心配などが隠れているために対処するのが非常に難しい。


怒りに対処しようとすると、自分が抱く怒りに繋がる全ての感情に向き合って解決しなければならなくなるので、非常に苦しいし時間もかかるのだ、というのが前回怒らない人への道怒らない人への道②までのお話。






さて、怒りに限らず、感情の対処と人間関係における悩みにほぼオールマイティーに対処できそうな一文を見つけました。






「直之、人より遅れてること、気にせんでええんやで。そらぁお前は同じ歳の子からしたら、身体の発達も頭の発達も遅れてるやろ。

けど、それがどないしたん?病気しててんから当たり前やん。


でな、ここが大事なとこやで、ナオ。

お前のそういう事情を知らん奴からしたら、お前は遅れてるなぁと思うのも、当たり前のことなんや。当たり前のことなんやからお前がことさら気にすることでもないねん」


 直之が、初めて聞く話だった。


「そういう奴に、お前は『俺、病気してて発達が遅れてるんや』という必要はない。

お前は、病気をして発達が遅れているのが今のお前の自然な姿で、お前そういう事情を察するのは相手の仕事や

相手が頭のええ奴なら、何か事情がありそうやなとわかってくれるし、頭の悪い奴はお前が事情を説明したところでわかってくれへん。

どの道お前は何も気にせんと、今のお前らしく堂々としていればええんや」




香月日輪 下町不思議町物語より








妖怪アパートシリーズで人気の香月日輪の「下町不思議町物語」


幼いころの病気が原因で、身体の小さい直之に不思議な能力をもつ高塔がいうセリフです。






これは、人間関係の中で

①自分の感情の対処と、

②当たり前の自分の姿を認めて、

③自分にも相手にも実際以上の期待をしないという姿勢を持てば

④自分自身も傷つかない


ということを見事に言い表していると思います。


相手の解釈を自分の思惑で操作することはできない。


相手を変えることはできないが、だからと言って、自分が周囲の期待に合わせて自分以外の者になることもない






ここでは頭の良い相手であれば「なにか事情がありそうだと推察してくれる」が、頭の悪い相手には説明をしたところでわかってはくれない。と言っていますが、頭の良い悪いというのは、おそらく波動(人間性や魂の成熟度)の高い低いという意味だと思います。




相手を思いやる心


尊大になったり卑屈になったりせず誤解なく物事を見る目と姿勢


成績や偏差値や世の中の大勢の意見から善悪を判断しない視線




そんなものを持っている人々が波動の高い人ではないかと思うのです。


そうでない人の事を、自分を棚に上げて私は最近「くそったれ」と表現する事にしておりますおねがい



最近では共感能力と、よく表現されるけれど
これって想像力のような気もする。




自分自身は少しでも成熟度を高めていかなくてはならないな、と肝に銘じつつ精進精進








下町不思議町物語 (新潮文庫)/新潮社



¥452

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この本も香月日輪本に定番の不思議な存在が目白押しで、ファンタジーとかスピリチュアルとかに分類されてしまいそうですが、何にしても、具体的で良いアドバイスだなと思います。



怒らない人への道 ①



怒らない人への道 ②






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