「あの人は女子校育ちだから男性に免疫がないのよ」
この場合、まさに免疫がある、無いという言葉がぴったりですね。
このように、特定の病原菌(!)に感染して初めて獲得できる免疫を獲得免疫といいます。
免疫にはもう一つ、自然免疫といって、人がもともと体内に持っていて、異物細胞に対応できる免疫で、NK細胞、顆粒球、マクロファージなどが働いて、ストレスや病気から守ってくれるもの。
お母さんの初乳(産後3日目くらいまでにでる母乳)には免疫物質が豊富に含まれているといわれ、量が少なくても是非飲ませてあげましょうと推奨されていますが、これも自然免疫です。
さて、獲得免疫は、風邪やインフルエンザ、水ぼうそうなどに感染することによって得られる免疫ですが、こうした特定の病気に対する免疫以外にも重要なのが、アレルギーなどに対する免疫力を高め、一般に抵抗力と言われる感染によって得られる免疫です。
この、感染の機会が少ないと、抵抗力がないため、病気にかかりやすく、またかかった後は治りにくくなってしまいます。
現代社会では、アンパンマンをはじめとして「バイキンは敵」という概念が定着してしまっていますが、バイキンや悪玉菌と言われる菌がなければ、人間の体内でもバランスが取れなくなってしまうのです。
ご自身でも回虫を飼っている藤田紘一郎先生の研究では、アトピー性皮膚炎を発症している赤ちゃんの40%に全く大腸菌がいなかったそうです。
体内に大腸菌がいなければ、他のバイキンが入ってきたときに競合する相手がいないため、新しいバイキンが独壇場で増えていってしまうのです。
さんまの「ほんまでっかTV」に出演している脳科学者の澤口先生が、ある時TV番組で「アレルギーなんて、自分の鼻くそとか土とか食べりゃあいいんですよ」と言っていました。
鼻くそ?土?・・・そんな乱暴な!うちの僕ちゃんにはそんなことさせられなくってよ!
という、ご家庭が増えたためにアレルギーも増えているという側面があることは間違いありません。
我が家の近所の公園も、お砂場には軒並みあみがかかって使えなくなっています。保育園や幼稚園のお砂場も今はあまり使われていないでしょう。
その理由は「野良猫の糞からバイキンが感染するから」というものだったようです。
確かに、土には危険なバイキンもあります。ただし、それ以上に人間の免疫にも必要な菌がたくさん存在しているのです。
もし、この土から人間に必要な菌を得ることができれば、人体にとってはプラス。
砂場を敬遠して、抗菌砂(滅菌された砂)で遊んでいたとしたら、滅菌作用で体内の菌も殺されてマイナスということになります。
現代人は、こうしたマイナスを各所で数限りなく繰り返してきたことにより、腸内細菌を減らし、免疫力を下げ続けてきたことになります。
最近は、東京都のお台場でもホットスポットと言われるほどの放射線量を計測するなど、教育現場でも益々泥遊びからは遠ざかる傾向に向かいそうです。泥団子を作れる子供も年々減っていってしまうでしょうが、むやみに「泥遊びをさせろ」とも言えなくなってしまいました。
花粉症などのアレルギーが益々猛威をふるいそうです
HPです↓
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