「男の浮気は浮気で済むけれど
女は心が付いていってしまうから浮気では終わらない」
ずいぶん薄情な話しですよね
男性の理性と心はどこにいったのでしょう?
次に来る言葉は
「男性は身体の構造が違う」
これじゃあまるで、女性には性欲がないみたいじゃないですか
それとも、世間的には
女性には性欲がない、ことにしたいのかな?
ポルノグラフィーやエロ本と呼ばれるものは
ほとんど視覚的に興奮を得るといわれる男性のために作られています
官能小説も同じ。女性作家が書いていても、視覚と音の描写が延々と続きます
女性の浮気に「心が付いていって」しまうのなら
「心さえ離れなければ」女性は安心していられる、ということになります
じゃ、身体だけなら離れてもいいじゃん?
と、いうのは幼稚園レベルの短絡さですからね。念のため
心さえ満たされていれば、
という女性の気持ちが上手に表現されている小説を見つけました
夏石鈴子「家内安全」
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いくつかの短編は、どれも女性が相手を一生懸命思って
許して、受け入れて愛していく中で
大切な男とのセックスがどれほど気持ちの良いものかが描かれています
その中の一つに、職場で「全員出席」といわれた会議が
実は「女の自分を除く全員」であったことから
自分が価値のない人間に思えて、落ち込む女性がいます
その女性を恋人がいたわる場面
うまいものでも食べに行こうと言って
お肉も赤いワインも飲んだけれど
まだ女性は落ち込んでいる
恋人と抱き合っても、気持ちよくなれない
うんと、いやらしいことでも、何でもしてやるから言ってみろ。
マサルは、もう一度、わたしの横に来て、わたしの顔を覗き込んで言った。
わたしは、目を閉じて、そして大きく開いた。
本当?何でもしてくれる?どんなことでも?
恥ずかしいことでも?他の人に絶対言わない?
何でもしてやる、お前がそれで濡れるんだったら。
だから、大丈夫、言ってみろ。
うん、わかった。わたしはマサルのあたたかい胸を引き寄せ、顔をうずめた。
あのね、髪をなぜて、わたしの名前を言って、そしてね、わたしのことかわいいって言って。
ずっと好きだって、そうしたら、わたし、うんと濡れると思うから。
わたしは、そこまでやっと言うと、その時までこらえていたものが、どっとあふれてしまい、マサルにしがみついて、声をたてずに、しばらく泣いた。
合体だけがセックスではないですよね
そのことを、男の子も女の子も
できるだけ早い時期に知ることが大事だと思います
ドラマの心が折れそうな場面で、妻が夫にしなだれかかると
「こんなときにお前は・・・
頭の中はそんなことしかないのか!!!」
などという台詞があったりしますが
妻は、女性は
ただ、抱きしめて
そばにいるから
大切に思っているから
大丈夫だから
と、安心させて欲しいだけ
そう、愛と誠実を示してほしいのです
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