以前「黒いオーラは深い悲しみを表す場合が多い」と書きましたが、今回も思い出す度にとても辛く、悲しくなるオーラの話を。私の中学時代の話です。

中1になってすぐは席順が名簿順、私の右隣はA君、すぐに仲良くなった。

ただ困る事が一つあって、私はA君の顔が全く覚えられへんの。毎日会ってるのに。

隣に座るとA君やとわかるんやけど、廊下や運動場ですれ違ってもわからへんの。ただ、困ってはいるんやけど、これの理由を私はわかってた。理由は「A君の顔が見えへんから」。

何で見えへんかと言うと、A君の顔にはいつも白いオーラがモヤの様にかかってたから。

「う~ん、あれは何やろ?」と毎日気にはなってたが、A君に言うワケにも行かず、そのまま日が過ぎた。

夏休みに入って私はクラブ活動に燃えて、毎日登校してた。そしたらある日、「1年○組の生徒はすぐ職員室に来なさい」と校内放送が。私は○組なので、即職員室へ。級友達もたくさん集まって来た。

そしたら担任の先生が,「先程A君のお母さんから、今朝A君が車にはねられて亡くなったと連絡があった。」と泣きながら私達に告げた。「え~!何で~!うそや~!」その場にいた皆がショックを受け、呆然といていた。

私も物凄くショックを受けたが、同時に「ああ、そやし顔に白いのがかかってたんか.......」と、言い様の無い悲しい事実を受け留めていた。

葬儀の日は大雨やったが、クラス全員参列した。皆それぞれ一本づつ花を持ち、最後のお別れの献花の為に並んだ。私の順番が来た。棺の中には綺麗な顔立ちの、本当に眠ってる様にしか見えないA君の姿が。

A君のお顔を見た瞬間、「こんなに綺麗な顔してたんやね。今迄見る事ができんとホンマにごめんね。」って言う思いが溢れて、涙が止まらなくなった。もう悲しくて悲しくて。

亡くなったA君にはオーラが無い、そやし私はお葬式になって初めてハッキリとA君の顔がわかった。私の記憶の中のA君は、棺の中の姿でしか残っていない。

白いオーラは、生命力が薄くなりつつある暗示に思う。病院に行くと白っぽくなってる人をよく見る。

A君は事故で亡くなったけど、無意識の内に少しづつ存在感を消していってたのかも知れない。

今日はA君の葬儀の日と同じ様に夏の大雨なので、当時を思い出しつつ記しました。悲しみは当時のまま残ってるので、とても辛いです。

生きてて欲しかったなあ.......。