前回(姪の結婚式で、ハワイへ行った話)の続きです。
ハワイでは、野鳥を愛でている方もたくさん見かけました。
なにをあげているんだろう。
すごい集まってる~![]()
種類もいろいろ~。
手のひらに野鳥を乗せて、ごはんを食べさせている方や、
ホバリングする子に手渡しで、おやつをあげてる方もいて、
さながら、みなさん鳥使いのようでした。
でも、2日目の朝、出会ってしまったんです。
その子は、ビーチ沿いのカフェにいました。
最初は、ただ野鳥が何かを食べていると思い、
そんなところで食べていたら、あぶないよ~。
そう思いながら、写真を撮りました。
誰かが置いたようなスナック?を必死でついばみ始め···
足がまったく動いていないことに気付きました。
体がころころと真横に倒れ、ひっくり返ってしまいます。
本当に可愛い子···![]()
なんでこんなことに···。
私のことを怯えた目で見ていました。
このまま動けずここにいたら、
人に踏まれてしまうんじゃないか···。
他の動物に襲われるんじゃないか···。
どうしたらいいのか。
どうするべきなのか。
触ってはいけない。
でも、移動させたい。
じゃあ、どこへ?
どこなら安全なの?
安全な場所なんてあるの?![]()
5月に参加した齊籐慶輔先生の講習で、
人と動物の距離についてのお話を聞きました。
齊籐先生は
猛禽類医学研究所を設立し、現在その代表。
絶滅の危機に瀕した猛禽類の保護活動の一環として、
野生動物医学の一分野である保全医学の立場から傷病鳥の救護(治療や野生復帰)、
調査研究、保全活動を行っています。
先生が保護活動しているオオワシやオジロワシは、
駆除された鹿の肉を食べて、被害を受けています。
鹿の体に残った銃弾に使われている鉛で、重篤な鉛中毒に陥り、命を落としているのです。
漁師たちが捨てる魚に群がり、
電車や車に轢かれた動物に群がり、
その二次被害で、命を落としていくのです。
学習能力の高い野鳥ほど、人間に依存し、被害に遇います。
齊籐先生は「共生」の大切さを話されていました。
そのために必要なことは…距離なんです。
私も昔は庭に来るすずめに、ごはんをあげていました。
ピノたちの残りを捨てるくらいなら、分けた方が良いと思っていました。
お寺の住職さんたちが、自分の白米を一口残し、
庭に来るすずめたちに分け与えているという話も聞いたことがあるので、
罪悪感なく、そうしてきました。
でも、自然の動物に必要以上に干渉してはいけないと気づいてから、
控えてきました。
それでも、ヒナ上がりの子を連れている母さんすずめを見ると、ごはんを置くし、
ハワイでもホテルのバルコニーでスイカをあげました。
なにより、私は毎日のように来た足の悪いハトに、
10年間もごはんを与え続けました。
一貫性のない思考。
私のバカバカバカ。
それが、故意であろうと、なかろうと、
善意であろうと、なかろうと、
被害に遭うのは、動物たち。
危険な目に遇わせてしまっている。
自然のバランスを崩している。
日曜日のNHK「ダーウィンが来た!」でも、
観光客が熊に餌を与えることに触れていました。
熊が人に慣れてしまうことの恐ろしさ。
結局は、熊を危険な目に遭わせてしまう…![]()
あの傷ついた子のことを、今でも思い出します。
ハワイには、たくさんの傷付いた野鳥が、人間のそばで暮らしていました。
忘れないでいようと思います。
自覚して、意識していきたいです。
その翌日も翌々日も、あの子に会いに行きましたが、姿はありませんでした。
あの時、私がどうしたか…は書かないでおきます。
どうすることが正しかったのかわからないのです。
連れて帰れるなら、連れて来たかったです。
昔、アジアのとある国から、コツメカワウソの子供を数匹密輸した女性がいました。
私は販売目的だと思い込んでいたけれど、彼女の言葉は真実だったのかもしれない。
今回、そう思いました。
「市場で売られていて、可哀想だったから連れて帰った」。
市場で、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたカワウソの子供を想像して、勝手に凹んでしまいます···。
読んでくださって、ありがとうございました![]()




