夏に書いた脚本です。
タイトルが某アニメのパクリっぽいのは、その当時のノリです(笑)
これを基にして、これっち脚本では初の「続編」を
そろそろ書いてみようかと思っています。
「二人はパティシエ」 作・これっち
【設定】
「夕暮れ時」に「地下室」で「国民」が「ケーキを食べた」
師匠 … パティシエのチーフ
ベン … 見習いパティシエB
アリス … 見習いパティシエA
ナレーション
ここはTSP王国。
お城の地下には、王室専属のパティシエたちが働く厨房があります。
なにやら騒がしいですね。
師匠 「今日は王様の誕生日。今夜はパーティーだ。そこで、我々にはお祝いのケーキをお作りするというお役目がある。力を合わせて最高のケーキを作ろう!」
全員 「オーッ!」
ベン 「王様は大の甘いもの好き。」
アリス「さらに見た目も凝ったものじゃないとお叱りを受けてしまう。」
ベン 「俺たち大丈夫かな?」
アリス「不安だよねー」
師匠 「私が教えてきた通りにやれば大丈夫だ。心を込めてお作りしよう。」
A&B「ハイ、師匠!」
パティシエたちはバースデーケーキを作り始めました。ところが、
師匠 「おい、アリス、ベン。何やってんだ?!」
ベン 「えっと、粉をふろうとして……」
アリス「私はバターを溶かそうとして……」
師匠 「はぁ、そうか。……時間はまだある。落ち着いて正確にやっていこう。」
A&B「ハイ!」
どうやら、二人の見習いパティシエたちは、ぶきっちょさんみたいです。
師匠 「調子はどうだ?」
ベン 「スポンジ生地はできました。」
アリス「後は型に流して焼けばオッケーです。」
師匠 「よーし、アリスもベンもよく頑張った! しかし、量が……多くないか?」
ベン 「分量を間違えちゃって、作り直していたら……」
アリス「こうなりました。へへッ」
師匠 「まぁいいか。じゃあ生地を型に流したら、オーブンに入れて、焼き上がるまで休憩だ。」
A&B「やったー!」
無事にスポンジは焼き上がったみたいですが、デコレーションは大丈夫なのでしょうか。
ベン 「師匠、ホイップできました!」
アリス「フルーツもカットできました!」
師匠 「よし、どれどれ。」
アリス「師匠、どうですか?」
師匠 「アリス、ベン。お前たちはこれが王様のバースデーケーキだというのを忘れていないか?」
ベン 「はっ、しまった!」
アリス「やっぱ、自分たちじゃダメですか?」
師匠 「アリス、そんな事はないぞ。だが……フルーツに皮が残っているぞ。口当たりが悪くなるから取り除くんだ。」
アリス「ハイ!」
師匠 「ベンはこのホイップ以外に、もう少し柔らかいのも作るんだ。」
ベン 「ハイ!」
師匠 「それができたら、三人で仕上げよう。」
A&B「ハイ!」
師匠のアドバイスのお陰で作業は順調みたいですね。
アリス「よーし、できたぁ~!」
ベン 「こっちも完成♪」
師匠 「私も完成だ。アリス、ベン、よく頑張ったな。」
A&B「ハイ!」
アリス「やっぱ師匠のケーキは素敵だな~」
ベン 「ところで師匠、ケーキ、三つも必要ですか?」
師匠 「いいや。生地がたくさんできた分も作ったからなぁ。一つ分多いんだよ。」
ベン 「じゃあ、パーティーにはどのケーキを出すんですか?」
アリス「私とベン、どちらかのは出して貰えないんですよね。」
師匠 「おいおい、アリスもベンも弱気だな。」
アリス「だって」
ベン 「師匠のケーキには敵いっこないから。」
師匠 「アリスのケーキも、ベンのケーキもよくできている。二人の成長が感じられるよ。そのケーキに優劣はつけられない。だから、二人のケーキを出す!」
ベン 「えっ?」
師匠 「そこで王様に認めて貰えたら、アリスもベンも一人前のパティシエだ!」
アリス「師匠~、素敵なチャンスをありがとうございます!」
ベン 「ありがとうございます、師匠! でも、師匠の作ったケーキは?」
師匠 「そうだなぁ。捨てるのは私も嫌だし、パーティーまで時間もある。せっかくだ、三人で食べよう!」
A&B「やったぁー!」
ベン 「じゃあ俺、皿持ってくる!」
アリス「そしたら、私はケーキを切り分ける!」
師匠 「ハハハ、二人ともこういう時の仕事は早いな。」
そして三人のパティシエたちは、ひと足先に、ケーキを食べたのでした。
果たして、アリスとベンは王様に認めて貰えるのでしょうか?
おしまい。