ラジオ「ボイスドラマ@TSP」内で読むボイスドラマ。
最近ではメンバーで脚本も書いてます。
これっちも、ボイドラ脚本にチャレンジ!!
その1作目です。
実は、書くネタないかな~と日々思っていたら、文章の神様は夢の中に降臨してくれたみたいです。
…と言う訳で、今回のお話は、これっちが実際に夢で見た内容を脚色したものです。
社長に「この話、好き。」と言って貰え、ちょっと調子に乗ってます(笑)
「春が来た?」
作・是澤 慶枝
細野 咲希 20歳・大学生
藍田 志保里(しおり) 21歳・大学生 咲希の親友
菅原 政憲(まさのり) 21歳・フリーター 咲希たちのバイト先に移籍してくる
大学生になってから始めたカフェでのアルバイトも、もうすぐ3年になる。
志保里「咲希ぃ~、今日からイケメンが来るってさ!」
咲希 「はいはい。だーからどうしたって言うの。」
志保里「えっ、咲希はテンションあがらないの?」
咲希 「私は志保里と違ってイケメン目当てでバイトしてるんじゃないんだから。」
志保里「つまんないの~、って何それ!? ひどくない?」
咲希 「ちっともひどくないよ。事実なんだし。それに……」
志保里「カッコイイだけで使えないんじゃ困る、でしょ? 今日から来るイケメン君は駅前店からの移籍らしいよ?」
咲希 「駅前店ねぇ、近いのになんでわざわざ移ってくるんだろ。」
志保里「ま、細かい事は気にしない気にしない。今日から楽しくなるなぁ~」
咲希 「志保里は単純だなあ~。さぁて今日も頑張りますか。」
志保里「うん! 咲希任せたよ!」
咲希 「ち、ちょっと志保里~!?」
志保里「はいはい。ちゃんと働くってば。いらっしゃいませ~」
こんな感じで親友の志保里と仲良く働いてます。そして…
志保里「おっ、そろそろイケメン君が来る時間だ! ねぇ咲希、あの子じゃない?」
咲希 「菅原くんですか? おはようございます。細野です。よろしくお願いします。」
志保里「あっ!咲希ったら、ちゃっかり名前チェックしてたんじゃん。ずるぅい!」
咲希 「コラッ、志保里~?」
志保里「はいはい。あ、初めまして。私は藍田志保里です。よろしく。」
菅原 「どうも、菅原です。今日からよろしくお願いします!」
咲希 「それじゃぁ、お客さんもひいたし、菅原くん来たし、私、ゴミ出してくるね。」
菅原 「細野さん、俺が行きますよ。それ結構重いでしょ?」
咲希 「うーん、でも、いつもやってるし。」
菅原 「そーゆうのは男の仕事。鍵どこですか? 俺が出してきますから。」
咲希 「あ、これ鍵。じゃあお願いします。……ありがと。」
志保里「あれっ咲希? イケメンは興味無かったんじゃないの?」
咲希 「別にそんなんじゃないよっ! でも、いい奴だね。」
志保里「うん! 私がラクできそう。」
咲希 「ちょーっと、志保里!?」
志保里はいつもこんな感じだけど、だからこそ、いつも楽しくバイトできるのかな。
志保里「じゃあ、私はサークルあるから先に行くね。お疲れ~」
咲希 「うん、お疲れ様。」
咲希 「さて、私はコーヒーでも飲んで帰ろうかな。」
私はここのコーヒーが大好き! それでバイトもここを選んだくらい。
咲希 「はぁ~、おいしい~」
菅原 「お疲れ様です。ははっ、幸せそうな顔して飲むなぁ」
咲希 「え? だってここのコーヒー好きなんだもん。」
菅原 「俺も。おいしいですよね? だからバイトしてるって感じ。」
咲希 「菅原くんも!? 私もそうだよ。」
菅原 「もうちょっと暖かければ、そこの公園で飲むのがオススメ!」
咲希 「緑地公園で?」
菅原 「そう! 桜観ながら飲むなんて良くない?」
咲希 「うん! いいね!」
菅原 「じゃあ、春になったら一緒に行こうよ。」
咲希 「え?」
菅原 「あ、ごめん。こんな軽い誘われ方、嫌だよな。」
咲希 「別に、そんな事ないよ。」
菅原 「ほんとに? あぁ~良かったぁ。」
咲希 「私、嫌そうな顔してた?」
菅原 「そんな事ないって。俺、この店に来てほんと良かったと思ってさ。」
咲希 「駅前店でなんかあったの?」
菅原 「違うよ。一緒に働いてみたい人がいるから。」
咲希 「誰?」
菅原 「……細野さん。俺、細野さんがいるからこの店に来たんだ。」
咲希 「……」
予想もしなかった展開に私は驚いた。ツイッターとかにつぶやいときたいくらい。
だって夢みたいじゃん、こんな事……
志保里「……咲希。ねぇ咲希ったら、起きて! 起きてったらぁ!」
咲希 「……ん? 志保里? あれ、私……。さっきのは夢!?」
志保里「どうしたの?咲希?」
咲希 「はぁ、夢かぁ。でもすごい幸せな夢だったな……」
結局、私に春の訪れはまだのようだ。
完
いかがでしたでしょうか?
読んだ感想などを頂けると嬉しいです。
これっち