読み終えて涙が止まりませんでした。


認知症患者が、

混乱しながら、

何を考え、何を思い、

どう感じているのか、

本人側からの体験として

とてつもなくリアルに描かれています。


児童文学作家の大先輩、加藤純子先生の絶讃オススメマンガ、

「ヘルプマン」の11巻と12巻の

「認知症編」です。

(11、12巻だけ読んでも、内容理解できます)


認知症の人は、

知能は落ちても、感情は残っている、

という知識はありました。

でも、

言葉としては知っていても

それがどういうことなのか、

このマンガを読んで、

自分自身のことととして

疑似体験できたと思います。


辛いけれど、ただ辛いだけではない

その先にある、

生の受容が描かれています。


将来認知症になるかもしれない若い人や

介護するかもしれない人、

そして今現在介護している人に

ぜひ読んで欲しい。

そして、

178ページの息子と一緒に泣いて欲しい。


でも。

すぐにでも認知症になるかもしれないという世代の人には

オススメしない…かな。


人は絶対に死ぬ。人の致死率は100%。

認知症になる可能性は、長生きするほど高まる。

それは事実。

でも、頭では知っていても、

あえて目をそらしていたいと思う気持ちもよくわかるからです。


このマンガを読んで、

認知症になったら、「違う人」になるのではなく、

どうなっても

その人はその人なのだ

という意味が

心で納得できました。


一個人の感想ですが、読んでくださってありがとうございました。


↓こうして表紙をならべてみると同じ角度の、バックと表情の違いが、そのままその巻を表しているのが分ります。
ヘルプマン!(11) (イブニングKC)/講談社
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