私の母は、三年前まで、
大阪は焼肉の街・鶴橋で
炉端焼き屋を、30年間、営んでいた。



私もちょくちょく手伝いに
かり出されていた。


 

母も、ビール党。
元祖、ビール党。



生ビールも、瓶ビールも、グラスまで
キンキンに冷やした状態で
出していた。



 

「冷えてないビールなんて、
ちっっとも美味くない!」




母がよく言う言葉である。


 



そして、生ビールを出すときは、
泡を少なめに。



「泡が多いビールとか
ぼったくられた気分になるから」



だそうである。


 


だから、
私は母の店でお客さんにビールを出すとき、
泡を極力入れずに出していた。



お客さんに

「これ、泡少なすぎひん?」

と何度も突っこまれた。




親の言いつけは守る
素直ないい子なのである。私は。






ビール党に育てられ
見事立派なビール党に育った私は、

外に飲みに行った際、
グラスまで冷えているビールを出されると
嬉しくなる。




泡が少ない生ビールを出されると
「良心的だなあ」
と思う。




そんなビール党のための飲食店が
増えるといいなと
切に願う。


 




ちなみに、
生ビールの泡は、
少なすぎても
確かに色気が無い。



ビール:泡=7:3



もしくは、



ビール:泡=8:2

 


ぐらいがベストだと思うのだが、
あなたはどうだろうか?



(居酒屋などに入って
6:4で出されると、
私は非常に残念な気持ちになる。)