山陰地方は 本日

梅雨入り

しちゃったみたいです


平年より10日以上も早いとのこと









5月25日(土)

地方新聞紙
山陰中央新報

新聞

1面下のコラム欄『明窓』より



原文まま



↓↓↓

「さとり世代」。1990年前後に生まれた20代前半の若者を、
こう呼ぶことがある。何事にも欲がなく、あきらめが早い。
職場のつきあいは面倒。まるで結果を悟ったように、静かに生きているかららしい。
▼彼らは個性を重視し、競争原理を抑えた「ゆとり教育」を受けた。
だが、育った世はバブル崩壊後の不景気のまっただ中。氷河期続きの就職活動などを通し、「ゆとり」を欠く社会の現実と、努力が報われない怖さを知った。
大人にはしごを外され、「さとり」の世界に迷い込んだ。
▼かつて団塊の世代から新人類と評されたバブル世代が今、多くの職場で中間管理職として「さとり」たちと向き合う。「どうにかなる」と、前のめりに生きてきたバブル世代の辞書に「さとり」という文字はない。団塊とバブル、バブルとさとり。
20年間隔で戸惑いの歴史が繰り返す。
▼ただし、さとり世代にも異彩を放つ若者がいる。
島根県出身ではテニスの
錦織圭選手(23)や
歌手の
山根万理奈さん(23)、将棋の里見香奈女流5冠(21)たち。
夢への道をひた向きに歩む姿が、世代を超えて心を打つ。
▼山根さんは29日、新アルバムを出す。1曲目の名は「努力の歌プランA」。
サビの歌詞は「今変わりたい。がむしゃらになれ!」。実は自分らしく強く生きたいと願っている、さとり世代の叫びに聞こえる。
▼「脱ゆとり教育」に転じて3年目。実感に乏しいが、景気も好転している。
若者は世の映し鏡。20年後に舌打ちをしなくてすむように、さとり世代とともにもがく。(杉)




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