父から、誹謗中傷の手紙が来て。

「職場におしかけした時」

に私が幸せそうではなかった証拠として、

・太った
・モノクロの地味な服
・顔色が悪い


などというような内容を、ここに載せるのもはばかられる
ような、まるで小学生が悪口を言うとき使うような直接的な
コトバで書いた手紙。



読んでしばらくは、

またバカなこと言ってる…

無視しとこ、と思ったのだけど、


時間がたつにつれて、悪口雑言が徐々に心に浸透してきた。


そして、夜寝るころになってそれは涙となって顔をつたい落ちた。


父への反論はもちろんある、しかし。



しかし相手は三十過ぎた娘に赤ちゃんコトバで話しかけてきたり、


こちらが何を言おうが

「子供の分際で生意気な」「すねている」

で済まし、


事実無根で訂正不可能な執念を持ち、


過去は自分に都合良いようにいくらでも改ざんし、
自分でもそれを事実と思いこむ能力を持った、


ウルトラ

スーパー
  
デラックス

いやな奴



なのである。


私は父と話し合おうと20年以上努力してきたが、
その全てはからぶりに終わった時、

父は日本語に聞こえる言語を操っているが、
こちらの言う内容を理解することは一度として無い

ということに気づき、もう無視するしかないと思ったのだ。



だから、しかたがないのだが…

いくら見下げ果てた人間とはいえ、
あんな男と自分が生物学的に親子関係があるということが
情けなくて悲しくて、悔しくて泣けてしまったのだった。


…母は、

「Jちゃんはあんな男の子供じゃありません!
 お星様の子です!!」

などと、よく言っていたものだけど。

とてもおぞましいことに、私と父とは親子関係を
連想させるくらいには、似ている…。


手紙が来た日、奥歯を噛みしめて泣く私に、
ダンナTくんは言った。


「おれらだけじゃなく、
公的機関の力を借りよう」



だが、もういやなのだった。



想像力がなく、あくまで自分の状況の延長でしか
モノを考えられないような人が相談員にも少なくない。

K察のように、

「おとうさんはあなたがかわいいだけ。
 あなたも親になればわかるわ」


などと言われたら、私は耐えられない。
他人からそんなことを言われるくらいなら、
父によって傷つけられた心を、さらにえぐられるくらいなら、
もう相談なんてしない方がましだ。

するとTくんは驚くべき事を言った。
(つづく)