あまりにイタい存在なのでこちらから縁を切って
いる実父から手紙が来た。


さわるのも気が滅入るので、Tくんに開封してもらう。

去年、私のアルバイト先におしかけた時のことを
父はまるで

昨日のことのように綴っていた。



不幸な家、家庭というのは

時間が過去のまま

止まっているのか。





内容はもう、悪口ばかり。



待ち伏せしていて会った時

1.顔色が悪かった

2.太って二重顎が気になった

3.モノクロな服を着てオバサンのようで
若さが感じられない


と思った




のだそうだ。





それで

 娘は幸せではないはずだ 

とかというわけ。


千歩ゆずってこれが子を思うあまり心配しての手紙だと
仮定しても、その言い方はどうなのよ。


もう三十路も半ばで、最後に父に会ってから
7年もたっているんで。
年取って当たり前だと思うんですけど…


もう20mくらいから、ああ父になんか似た人が
いるなぁ、やだなぁと思いつつ職場に向かってたら、
リアル父厨だったんで血の気がひく音が聞こえるくらい
だったの。そりゃ顔色も悪いでしょう。



ふとったのは幸せ太り。
研修医のころは、ろっ骨数えられたよ。
親と離れて気苦労も減ったし、
今は行きつけのイタリアン居酒屋の料理と肴が
美味しいんでね、太ったの。


モノクロの服がどうこう言ってますが、
コミケに行くのと違いますのよ?
こちとら、お仕事に行く途中でしたのよ?
そりゃあ地味な格好するでしょう。
遊びじゃないんだから。

三十路なかばだよ。
立派なオバサンだろ、一般的にみて。
オバサンのなにがわるいんだよ。
オバサン万歳!


ヒトをイヤな気持ちにさせることにかけては、

人類最強レベル
なんじゃないのかと思うね、父。

他にもゴタクが並べてあったけれど、思い出したくない。





むかつくけれども、私が反応したらよろこぶのは
あっちなので無視。
返事はしない。


しかし、待ちぶせって… (…父がそう書いて認めている)。


Tくんも、内容に驚いたとのこと。
娘のことを思いやるとか愛とかは感じられない、と。

この件で、公的機関に相談に行くことになった…。(つづく)