まだ日が登らない朝

僕は君の家まで1時間かけてジョギングして

やってきた


左手の腕時計を見ると朝4:30

君は一軒家の2階の部屋で寝ている

明りはついていない



路上に落ちていた紙くずに

小さな石ころを入れて丸める

僕の思いを込める

そして君の眠る部屋の窓めがけて

優しく放りなげる

コツン... コツン... コツン...



明りがついた

窓が開いて眠そうな君が僕を見おろす

おはよう 小さな声で僕

おはよう 小さな声で君

寒い冬の朝だけど心は暖かい


僕は自宅へと走りはじめる



高校1年生の僕たち

キスさえも交わしてない僕たち

朝のささやかな楽しみ