
魂の渇きに苦しみ
暗い荒野をわたしはさまよい歩いた
すると六枚の翼をつけたセラフィムが
わかれ道でわたしの前に現われた
夢のようなかろやかな指で
セラフィムはわたしのひとみにふれた
驚いた鷲さながらに
予言のひとみが開かれた
セラフィムはわたしの耳に触れた
するとざわめきや物音が
わたしの耳をみたした
わたしは耳にした 天のふるえを
天駆ける天使たちを
海の底を歩む爬虫類を
谷間の蔓が伸びるのを
・・・
1826年
アレクサンドル・プーシキンの詩
この詩が好きです
大学ノートに書き写していて
何度も読みかえします
※セラフィムは三対六枚の翼を持ち、
2つで頭を2つで体を隠し残り2つの翼ではばたく。
神への愛と情熱で体が燃えているため、
熾(燃える、などの意)天使といわれる。
