
ニューヨークに住んでいた3年6ヶ月
ボクは大学ノートにココロの断片を書きつけた
ページをめくると過去のボクと会える
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後輩のK君の話
高校1年生だったKは
好きだった彼女に交際を申し込んだ
その時
太陽がフラッシュライトのごとく光り
KもKの目の前にいる彼女も
全ての存在が光につつまれて
何も見えなくなった
Kが家に帰ると
沈黙の棺が部屋のまん中にあった
Kはどこのおじさんの棺だろうと思った
母や弟の泣く声が
ようやく耳から聞こえてきた
そして
わかった
棺はどこかのおじさんの棺ではなく
親父の棺だったことが
Kがほほに風を感じた
開いていた南側の窓から
白い小鳥が家に迷いこんできた
その日から毎日毎日
白い小鳥はずっと
家に通いつづけている
白い小鳥
Kは親父がいつも飛んできている
そう思った