言葉をつむぐ★りゅういちです。
ブログに来ていただき、ありがとうございます。
詩のような超短編のような僕のブログを
投稿してみようと思い、
過去の僕のブログをいろいろ見てみました。
僕が好きな過去のブログのひとつです。

ひとりの僧侶が岩山と対峙している
朝日が昇る前にこの場所に来て
ただひたすら岩山をじっと幻視する
日が暮れると僧侶は去っていく
晴れの日も雨の日も風の日も
100日が過ぎる
僧侶の心の目に
大きな岩山に仏の姿が浮かびあがる
最初のノミの一刀を
僧侶は力強く振りおろす
祈りをこめて
19歳という若さの娘を失った
心の清らかな村の長者のために
10年のときが流れる
60体の仏さまが
岩山に彫りあげられ命を吹きこまれた
1000年のときが流れる
今この瞬間も
救いをもとめる人々が
仏さまの前で
手を合わせる
目をとじる そして祈る
仏さまの
視線の先に小さな池がある
一輪の蓮の花が
青い空に向かって咲いている

※臼杵石仏に想いをよせて※
