
言葉をつむぐ☆りゅういちです
むかし、むかし、今から1200年以上も前のむかしの話。
海と山に囲まれた小さな村がありました。
田畑で仕事をする村人は、マムシに噛まれて苦しんでおりました。
ある時、全国行脚をしている高僧がこの村を訪れました。
あまりにも多くの村人が苦しんでいる姿を見た高僧は、
霊力を使い、村一番の大きな樹の根元から薬水を湧出させました。
だいじょうぶ、この水を傷口に塗り続けなさい
だいじょうぶ、毎日毎日この水を飲み続けなさい
半信半疑だった村人たちは、僧の言われる通りにしました。
不思議なことが起こりました。
マムシに噛まれた痛みがひき、傷口が治っていくのです。
またひとり、そしてまたひとり。

江戸時代後期、高僧が霊力のよって湧出させたわき水を
生かして温泉ができました。
いつの頃からか、まむし湯と呼ばれるようになり、
遠方からもマムシに噛まれた人や皮膚に病をかかえたものが
訪れ、栄えるようになりました。
高僧の名は、弘法大師。

まむし温泉の敷地内では、神の水
神水としてお水を100円で購入することができます。
幼少の頃からアトピーに悩まされていた娘にとって
命の水かも知れません。

