皆さん、こんばんは
マンハッタン鍼灸☆NY州Acupuncturistの愛子です。
ようやく年末年始のお休みに突入しました~。
今日から1月5日までがっつりお休みに入ります。
皆さまも今年一年お疲れ様でした!
日本でのお正月
は何年ぶり!!
新年の御節
&
料理が楽しみです♪
今日は中医学の中でもひときわ神秘的な
奇経八脈についてご紹介します。
身体の奥深い構造
にアクセスするだけでなく、
惑星の運行、二十四節気から受ける影響に
作用するなど、
「天」
「人」
「地」
を結ぶ道。
カラダにはそんなハイウェイ
が走っています。
奇経八脈(きけいはちみゃく)の、
8つの道には、八総穴という呼ばれる
アクセスポイントがあります。
多くは、絡穴と呼ばれるツボで、
絡穴と原穴の関係性を表しています。
原穴は五臓六腑そのものに通じるだけでなく、
元のレベルにも通じます。
この辺は絡脈「Luo Vessels」に関わる
専門的な話になりますが、
もっと分かりやすく見てみましょう!
奇経といえば、「元-Yuan」レベル、
陰陽の土台にあたり、
遺伝子に関連しています。
生命維持に欠かせない「陰」- 任脈
生命活動を象徴する「陽」- 督脈
この陰陽の土台となる、
私たちを創造している設計図が、
「衝脈」です。
中医学では、腎に精が蓄えられていると考えます。
精ーJingは、元レベルの物質です。
この精は水本来の性質と同じく、
入る器のデザインによって形が変わります。
あなたは自分のデザインを気に入っていますか??
「衝」Chong は、「重」いものを
「行」動かすという意味があり、
ここでの重いものとは、
「元」の物質をさしています。
水や血液よりも重いもので、
ホルモン、卵子、精子など
腎陰に象徴される物質(精)も含みつつ、
遺伝子自体も「元」と定義されます。
ゲノム(遺伝情報)の解明が積極的に進んでいる
現代医学も、ゲノムの個人差を事前に調べ、
それぞれにあった治療法を用いる
オーダーメイド医療と
ゲノム創薬の開発が進んでいますね。
中医学は昔から、個人差を治療するのが
得意ではないでしょうか?
オプションが沢山ありますからね。
古典にかえればかえるほど、
その治療はオーダーメイド。
よく中医学は何千年の歴史があると言われますが、
ず~っと古いまま凝り固まっている訳ではなく、
中医学の医学史をみると、時代背景や環境に合わせて
変わり続けています。
どの時代の医学にも
「イノベーション」という言葉はつきものですね。
「衝脈」にある設計図は、
無限の可能性を開くと云われます。
「奇」ミステリアスという漢字が充てられる所以。
まさしく水のエレメントの性質です。
器の形が変わったら、
水(精)って形を変えるのか、
じゃあ、器のデザイン変えてみよう
奇経が積極的に研究され始めたのは
「宋~明」の時代ですが、
漢の時代、その存在はすでに把握されていました。
医家や治療家によって
積極的に使われるようになるまで
約1000年の開きがあります。
遺伝子から受け継いだものは
受け入れるというのが漢の時代。
宋~明代以降は、
元レベルにある遺伝子にも積極的に取り組む姿勢。
”「明」の初代皇帝、
洪武帝は貧民から皇帝になった人で、
王朝創始者の中で最も悲惨な貧しい
農家の末っ子という境遇から
身を起こした人”と言われています。
洪武帝も、奇経八脈を積極的に取り入れた一人。
この人が、皇帝になりたかった理由を
私はよく知りませんが、階級の違いには
苦労した様です。
貧民から皇帝までのぼりつめた人ですが、
劣等感からは解放されず、
側近、官僚の暗殺を繰り返す暗~い一面も。。。
この頃から奇経の研究が発展した背景には、
朱子学を体系化した、朱子の影響もあるといわれ、
「運命は自らの手の中にある」という考えが
ポピュラーになり、中医学にも大きな影響を与えます。
腎陰、腎陽にもスポットライトが当たった時代。
漢の時代にはアクセスする事はできない(倫理上)
と考えられていた奇経ですが、
宋ー明時代に一気に開花しました。
この奇経八脈にアクセスするには、
鍼灸だけでなく、
ハーブ(漢方)、
エッセンシャルオイル、
ジェムストーン、
も活用できるので、
誰にでもアクセス可能です。
現代の私たちは、どんな風に
奇経八脈を駆使したいでしょう。

