字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。
今日はブックカバーチャレンジ第2日目に紹介した本についてお話します。

枻出版社から出ている「にっぽんの七十二候」です。
七十二候って何?と思われた方も多いと思います。
現在私たちが使用しているカレンダーは、太陽の動きを基準にした「太陽暦」に基づいて作られています。
この太陽暦は1872年(明治5年)12月3日から使用され、「新暦」と呼ばれています。
この太陽暦になる前に使われていた暦が、現在「旧暦」と呼ばれている「太陰太陽歴」です。
「陰」とは月のことで、月と太陽の動きの両方を取り入れた暦で、日本には6世紀ころに中国から伝わりました。
新暦と旧暦では日付が大きく異なり、実際の季節とずれていることもありますが、現在も旧暦で行われている行事が残っており、様々な習わしが旧暦の呼び名のまま継承されていて、旧暦は私たち日本人の生活の中に残っていることを感じます。
旧暦の1年を24に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」は、季節の指標となり、これをもとに農作業や行事が行われていました。
二十四節気の一つの節気を3つに分けたのが「七十二候」
これは日本独自に発達した暦で、「魚上氷(魚こおりをいずる)」とか「桃始笑(桃初めて咲く)」というように、その季節に起こることを短い言葉で表現していて、日本人の豊かな感性が感じられます。
この本はそんな七十二候の説明はもちろん、旬の食材、植物や生き物、季節のレシピなど、写真やイラストで載っているのでわかりやすい!
書を学んでいると、作品を書くときに和歌や俳句を題材としますが、歌の中に季節の植物や行事などが盛り込まれていることが多いです。
受験勉強ではないので、その歌の意味という直接的なことがわかるよりも、そういう歌が詠まれた季節感や風情というものを感じ取れる感性を大切にしていきたいと思います。
そういう意味でも、気軽に手に取れてわかりやすいこの本はお勧めです。