関東の「いなり寿司」を皆さん、「甘辛く煮たお揚げで」と表現されますね。

でも、その「甘辛」が関東でも地域差があるのです!

 

[甘辛+酸味 中間タイプ]

 

 

掛け紙でお分かりですね『神田 志乃多寿司』さんです。

 

 

中間タイプという表現が適正か?甘さ、辛さ、酸味の三位一体?

言い表すことが、とても難しいのですがバランスがとてもよく

関東の『甘辛いなり寿司』を考える上で、基本となるお味だと思います。

 

[辛めタイプ]

 

 

はい、楽屋土産の定番『おつな寿司本舗』さんです。

 

 

お揚げが裏返り「裏を食う」という験を担ぎから、楽屋土産の定番になりました。

そのことばかり取り上げられますが、最も「江戸の頃の味」に近い辛さです。

裏返したお揚げですと、なぜだか辛さが増して感じるようで、

今後の研究課題ですね。

 

辛いときたら

[甘いタイプ]

 

 

秩父の人気店『武島家』さん。

 

 

地元で大変な人気で、味だけは変えてくれるな!

とお客様からよく言われるそうです。

 

 

創業時からの煮汁を継ぎ足ししながら、この甘い味を守り続けていらっしゃいます。

埼玉県の人気店は、このように甘めが多いのです。

 

[酸味強しタイプ]

 

 

横浜馬車道の老舗『泉平』さん。

ロングタイプが特徴的ですね。

 

 

通常酸味は始めに「ツン」と来るものですが

泉平さんは、甘さが先に来て、追いかけるように酸味を感じ

後味がすっきり。

先日TBSの『あさチャン』さんで、

キャスターの夏目さんと、マツコ・デラックスさんにご紹介し

気に入って頂きました。

 

 

横浜駅限定の『崎陽軒』さんのいなり寿司ですが

 

 

こちらも酸味勝ちなのです。

横浜は、やや酸味が強い物がお好きなようです。

 

もう一つ傾向があります。

[東京、台東区、墨田区系の味]

 

 

まずは台東区『まつむら』さん。

 

 

漫画『あしたのジョー』で有名な涙橋の側にあります。

 

 

甘めに煮立てたお揚げに、中身がニンジン、細切りの昆布などが入ります。

 

 

続いて墨田区『味吟』さん。

 

 

上の『まつむら』さんとフォルムが似ておりますでしょ?

 

 

中身を見ますと、やはりニンジン、細切りの昆布です。

2店とも味も甘めで特徴的。

東京の下町の傾向ですね。

 

今後もさらに研究を進めて行きたいと思います!