凸凹家の母さんです。
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上娘⇒22歳
スナック→唐揚げ屋さん→
お寺とスナック勤務のフリーター
ADHD、ASD
中娘⇒通信制高校2年
元プロ不登校士
ADHD、ASD、LD
末娘すえこ⇒小5完全不登校
ASD、LD
母さんも父さんもADHD診断済
そんな年の差凸凹一家の
日々の忘備録
ごゆるりとお楽しみください
母さんのお店
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中娘が言うことには
とあるきつねさんが
シッポの毛を1つまみ引き抜いて
その毛にちょちょいと
まじないをかけて
お金に変えることがあるという
時にはそれは油揚げだったり
木の葉だったりもするらしい
そのきつねさんは
ニンゲンの店主を
だまそうとしている訳じゃない
店主さんのことが大好きで
そのやり取りが嬉しくて
手を替え品を替え
何度も何度も訪れるのだ
けれどもやはり
自身のシッポの毛がいちばん
やりやすいので頻繁に使っていたら
とうとうしっぽの毛が
半分くらいハゲてしまったという
あらら![]()
そのシッポのお金は
貯まらないのだそうで
お店に渡ってもそこからすぐに
違う場所へと消えてしまうのだという
その一連の流れが
なんだか愛おしくて切なくて
まるで絵本のようだと思った
現代版ごんぎつね
みたいなものだろうか
そのきつねさんは
ニンゲンを一度やってみたかった
願いが叶って見よう見まねで
生活するものの
わずかなプライドが
ヒトの暮らしの難しさを際立てる
そんな中で出会ったのが
隣町のお店の店主だった
そこのお菓子はどれも美味しそう
店主の心がこもっている
きつねさんは
そのエネルギーを食べたくて
変わらず対応してくれる
店主さんに会いたくて
新しいお菓子が入るたび
楽しそうなキャンペーンがあるたび
何度もシッポを引き抜くのだ
愛おしい愛おしい
わざわざ人間になんて
ならなくてもよいものを
不便を経験したかった
ニンゲンという泥臭さを
直接味わってみたかった
その中で見つけた一輪の蓮の花
そのきつねさんにとっては
オアシスだったに違いない
母さんもそんな交流をしてみたい
直接対面の店舗ではないけれど
そんなやり取りを生む
お店を続けていきたい
