お世話になります。凸凹家の母さんです。
お立ち寄りくださりありがとうございます
父が入院先から施設へ移動した
お迎えは姉と兄が
担当者会議や契約などは私が賄った
全くの盲目ではないが
右目のほんの一部でしか
見えないというのは
想像以上に不便らしく
スマホも持ってはいるのだが
友人にかけようとして
何度も私にかけてきたり
トイレのウォシュレットの
ボタンが見えなかったり
そもそもテレビも
画面が暗く感じて見えないらしい
新聞を読むのが日課だったが
文字を追えないし
大見出しだけ読むのが精一杯
テレビで情報を得るからと言うものの
頼みの綱のテレビも見えない
一気に楽しみを奪われたように感じ
さぞかし残念だろうと思うが
本人は受け入れて
前を向いている様子なのがありがたい
眼科への通院も
友人が予約と付き添いまで
買って出てくれているようだし
各方面へ電話で話して楽しそうだ
今は流行り病のおかげで
面会制限があるが
落ち着きを見せれば
父のところへ毎日のように
遊びに来てくれていた人々が
ここへ来るだろう
そんな希望も持っていた
そして、父の交友関係からして
それは社交辞令ではなく
実現するのだろうと感じる
一方、前から施設にいる実母から
ちょうど手紙が届いたので
読んでみると
私は宇宙人に会いに東京へ行くとか
あと3日で死ぬとか
人を殺すには武器は要らないとか
いつもの母親節が炸裂していた
まだ今回は私のことを
恨みますと書いてないだけ
マシな方だろう
わざわざ会いに行かずとも
母自身がどう見ても宇宙人だし
1番元気なのは母である
宇宙人というより
魔女だわね
今は会いに行けないから
寂しいのだろうと
容易に想像がつく
この通り
対極にいる両親だが
居てくれることが嬉しいし
困ったことを言われようが
孝行をさせてもらっていると思えば
ありがとうと浮かんでくる
育つ過程で
良くない感情も浮かんだが
父が倒れたことでほぐれ
今は感謝しかない
両親が生きているうちに
こんな心境になれた事自体が
とてもラッキーだと思う
これからどうなっていくのかは
わからないけれど
会いに行く1回1回を大切にしよう
たとえ何かできなくとも
ただ顔を見せにいく
声をかける
手を触れる
それだけでいい
それだけでじゅうぶん
親孝行なのだから