あのあと
気分を変えたくて
好きな場所へ
少し高台にある
この池は
空気がつめたくて
天気もよく
気持ちよかった
1人でしゃがんで
鳥さんを見てた
すぐ
となりにおじちゃんが
やって来た
食パンを鳥さんたちに
あげ始めた
しゃがんでた私が顔をあげて
おじちゃんを見上げた
怖そうな顔してたおじちゃんが
やさしい笑顔で
「これ鳥にあげるか?」って
持ってた食パンを1枚
差し出してくれた
ここで生まれて70年だという
おじちゃんと
30分ほど話した
ここにいるのは
渡り鳥で
寒くなってきたら
やがて
暖かい土地へ旅立っていくだよ
って
あの白鳥は
ここにずっといるよ
夜は
あの辺りの下に小屋があって
そこで寝てるんだよ
などなど
親切に教えてくださった
急に涙がわいてきて
胸が
あつくなった
昼間
神様からのレッスンで
学んだことが確かにある
でも
傷つけられる言葉を受けて
とても嫌な気持ちになった
負けず嫌いな私が
今回は
何を言われても
相手を攻撃したり
言葉の暴力はかえさなかった
争わなかった
それだけでも
成長したと思う反面
心の底では
ヘラヘラ笑ってたあの
人間の顔が
しばらく頭から離れなかった
でも 思いきって
気分転換をしにきた場所で
やさしい人の心に
触れた瞬間
なみだがあふれた
「レッスンに合格したんだよ
今日は 前よりずっといい対応できたね!
これは ご褒美だよ」
そんな
神様の声が聞こえた気がした
